このブログは思春期の双子女子、L(姉)とR(妹)とのやり取りを中心とした、子育てに関するアレコレを父親からの目線で書いています。
以前のブログに書いたんですけど、Lさんが県の作文コンクールで特選っていうのに選ばれたんですよ。県で10人だけっていう中々凄いヤツなんですけど。
で、県内の高校では特選に選ばれた学生たちの作文を読んで感想を書くっていう授業を行っている所があるみたいなんですね。
もの凄くありがたいことに、Lさんの作文を読んだ感想をコメント用紙に書いて郵送してくれた学校があるんですって。
Lさん「めっちゃ嬉しかった。私の宝物だわ」
って。その一部を見させてもらったんですけど、みんな良いコト書いてるんですよね。例えば
「たくさんの情景が浮かんでくるような素敵な作文に感動しました!」
「この作文を初めて読んだとき、感動して泣いてしまって最後まで読めませんでした」
「自分の気持ちを人に話すのが苦手だけど頑張って伝えようという気持ちになることができました」
「親に反対されて諦めてしまった事があったけど、もう1回挑戦してみようと思いました」
「十年越しの約束が叶えられたところに感動しました」
こんな感じで。夏休みの宿題がこんな形に発展することがあるなんて奇跡的な出来事だったような気がします。
で、どんな作文か読んでみたいですよね?そう言われると思ったので、一部だけ抜粋したものを張り付けておきますね。著作権問題は大丈夫だと思うんですけど、そのうち削除しちゃうかもしれませんのでお早めに。
おばあちゃんへ
この四月から、私は高校生になったよ。高校は地元の神奈川県ではなく、お母さんやお父さんの元を離れ、鹿児島県の高校に進学し、寮生活をしています。
私ね、中学二年生の時までずっと、誰かに言われたことをなんとなくやって、なんとなく生きてきた気がするんだ。高校を決める時期に入って、お父さんに紹介されたのが今の高校です。でも、ただ教えられたから選んだわけじゃない。この学校の「自分を成長させられる場所」という教育方針を見て、私は初めて、自分の意志で「ここに行きたい!」と本気で思えたの。
中略
高校では勉強だけでなく、たくさんのことを学んでいます。私が住んでいた地域とでは違う事も多くて、戸惑うことも多いけどね。鹿児島の学校では、授業前後に立って挨拶するんだよ。入学式の日にみんな当たり前のように立つから、一人取り残されたみたいになって驚いたよ。
中略
これまでにいろんな大変な事があったけど、一番大変だったのはお母さんを説得することだったよ。進路のことをお母さんに最初に相談したかったけど、否定されるのが怖くてなかなか言い出せなかったんだ。でもある日、勇気を出して言ったの、「県外の高校に行きたい」。するとお母さんから「あんたは人に流されすぎなんだよ」という一言が返ってきた。私は流されたわけじゃない。自分で考えて決めたことなのに。でも、このまま諦めるのは嫌で、「しつこい」って言われても、一年以上かけて何度も気持ちを伝えたんだ。そうしたら中学三年生の夏、お母さんが「もう分かったよ。好きにしな」って言ってくれたの。
中略
結局、お母さんが一番心配して、一番応援してくれた。その中でも特に心に残っているのは入学式の後、私が入寮してお母さんが一人で神奈川に帰るとき。車に乗って手を振るお母さんの姿が見えなくなるまで、ずっと手を振っていた。お母さんが一回車から降りて、ぎゅーッと抱きしめて、涙ながらに「頑張ってね、大好きだよ」って言ってくれたの。私は「気をつけて帰ってね」って言うのが精一杯だった。自分で選んだ道、楽しみにしていた寮生活だったのに、胸が締め付けられるように寂しくて、気づけば、お母さんより私の方が泣いていたの。
中略
正直、どんなに苦労した道でも、「この選択で良かったのかな」って迷う瞬間もあるの。でも、それも「たくさんの物事を大切にしようと思っている証」であり、成長でもあると思うんだ。どんな小さな気づきも、つらい経験も、全部が自分の成長につながると信じて、これからも毎日を大切に生きるよ。
中略
私が五歳くらいの頃、「高校生になったら制服がセーラー服の高校に行って、おばあちゃんに可愛い姿を見せる」って約束したの覚えてる?私の高校は夏服がセーラーなんだ。やっと十年越しの約束を果たすことができるよ。今度制服を着て、おばあちゃんのお墓参りに行くね。そのときは悩み事も最近の出来事も、そして「おばあちゃん大好きだよ」という言葉もたくさん伝えさせてね。
どうですか?割と良い話ですかね?で、ここで調子に乗っちゃうのが我が子だと思うんですけど、
Lさん「アタシ、小説家になろうかな?父ちゃんでも本出せるんだから、アタシもいけるっしょ。」
みたいになっちゃって。
誤字脱字だらけの作文を学校の先生が必死に直してくれたのも忘れちゃってるみたいだから、今日もレモンサワーを飲んで笑っておこうっと。
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