高校受験 ~ 偏差値30からの挑戦 ⑪ ~

メッチャ違う!入試制度編

明日はバレンタインデーですが、神奈川県の公立高校入学試験の日でもあります。受験生の皆さん、全力で頑張ってくださいね。

Lさんが沖縄の高校を目指すのでアレコレ調べてるんですけど、ビックリするほど違うんですよねぇ、入試制度って。都道府県によってこんなにも違うんだなぁって。

目指すは久米島! にある「はての浜」

神奈川県だと、中2と中3の内申点と当日の試験(5教科)を合わせて入学者を決めるんです。内申点は3年時の点数を2倍して求めるんですけどね。で、受験する高校によって内申の比率が高かったり、当日の試験を重視したり、といった違いはあるんですけど。

まぁ、一部の学校では「特色検査」ってプラスαの科目もあるんですけど、我が家のムスメ達とは縁のないレベルの高い学校がやってることなんで省いちゃいますけど。で、今年からは基本的に面接もないという状況で。

これ、考えてみると1年の成績が入らないし、入試本番に関しては主要科目以外が必要ないので、「1年はまぁ、いっか」とか、「体育とか美術はそこそこで」って理由になりそうなんですよね。良く言えば後半の追い込みが効く、とも言えるんですけど。

ところがですね、沖縄は全然違うんですよ。

まずは内申ですけど、1年から3年全ての点数が採用されるんです。しかも、内申点に関しては主要5教科が素点のままなのに対して、副教科は1.5倍で計算されるんですね。

これは推測なんですけど、「入学試験では5教科しか見ないけど、その代わり副教科を頑張ってる人も評価するから内申では1.5倍ね」みたいなメッセージかなぁって。

そうなると、沖縄の子ども達は中学に入った瞬間から高校入試が始まってる感じで。しかも内申のウエイトが重いので副教科といえどもサボることが許されないという状況なんですよね、多分。

要するに、「中学校生活を全部含めて内申として扱いますよ」っていうのが沖縄方式で、「入試対策ちゃんとやってまっか?」神奈川方式みたいな気がします。個人的な感想ですけど。

で、更に違うのが入試日程なんです。

今年の例でいくと神奈川の入試は2月14日で、合格発表が2月28日です。これに対して沖縄は入試が3月6日、7日の2日間で、合格発表が3月14日なんですよ。

これね、結構エグイ話で。Lさんが沖縄で受験する場合、同級生は全員進路が決まっていて、卒業式を迎える日辺りにLさんだけが入試本番、ってのがあり得るってことなんですね。下手したら卒業式にも出れないかも、みたいな。

しかもしかも、イマドキの中学校って「合格発表前だと悲喜こもごもにならないから今のうちに卒業イベントやっちゃおうぜ」みたいな感じで、公立高校の受験後から合格発表の間に色々な予定が組まれているんです。そーゆーのに参加するのも厳しいかもなぁって。

更にさらに、受験の時って滑り止めで私立を受けたりするじゃないですか。以前問題になったと思うんですけど、大抵私立の方が先に合格者が決まる日程になっているので、入学しなくても入学金とか支払わなきゃイケないんですよね。しかも、「一度収めた入学金は返還しません!」ってなってることが多くて。

「入学しないのに収めた入学金が返ってこない」問題はあまりにもヒドイ!って言われて、最近では公立の合格発表日までは待ってもらえる所が多くなってるんです。ただ、それも神奈川にある私立は神奈川の公立高校合格発表日が締め切りになってるんですね、大概は。

数十万円をどぶに捨てる余裕はないので、滑り止めのない受験にせざるを得ない家庭もあると思うんですね。ウチみたいに。

そんな状況になりえる事も本人と話し合ったんですけど、

「ま、仕方ないっしょ。」

ってあっさりしていて。いやぁ、肝っ玉が据わっているというかなんというか。

Lさんが目指している国内留学の子ども達は、そういった諸々の壁を乗り越えて親元離れた遠い場所で頑張ってるんだと思うと、心の底から応援してあげたいと思うようになりました。

沖縄の自然の中でがんばってるなぁ

今週は2年生最後の定期試験です。次回は3連休に吐くほど勉強した結果をお伝えしたいと思います。

今日も最後までお読み頂きありがとうございました

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