南の島の高校見学編 ➂
南の島の高校見学編もいよいよ最終回です。
高校見学をした同じ日に寮も見学をさせて頂きました。前回はのどが渇いていたので 居酒屋 晩御飯の話しに飛んじゃってましたが、実はその前に行ってたんですね。
ちなみにこのシリーズのお話しはコチラ↓
寮母さんが若くてきれいな方で凄く丁寧に案内してくれました。部屋は6畳あるかな?って言うくらいの広さで、1年生のうちは2人でシェアして2年生になると1人で使えるとの事でした。
女子寮の部屋は全部で10室。2部屋で1つのトイレとシャワーを共有する形になっていました。「青春て密なんです」っていう仙台育英の須江監督の言葉がそのまま当てはまる感じの作りでした。
芝生が一面に植えられた中庭を囲むように「ロの字型」に作られた建物で、吹き抜けるように見える空の青と芝生の緑、建物の白がコントラストになっているので、もっと鮮やかな雰囲気を感じても良さそうだったんですけど、自分にはそう感じられなかったんですね。
学生さんが居なかったからかなぁって思ってたんですけど、寮母さんにあれこれ聞いているうちにその理由が分かりました。
寮で生活している子ども達の話しになった時に、
寮母さん「今の3年生は4名入寮したんですけど、3名は辞めていきました。」
と教えてくれたんです。
やっぱり親元を離れて初めての環境で他人と生活していくのは大変なことなんだろうなぁって。その厳しさが部屋や共同で使うリビングから「そこはかとなく」漂ってきていて、それが自分の感じたものの正体だったんじゃないかって思いました。
Lさんも
L「最初の一年が勝負だね」
って言っていたので、簡単な事ではないと感じたようです。それでも辞めるとは言わなかったので後は応援するだけですかね。でも事前に見学しておいて良かったなぁって思いました。
もしこれから国内留学を考えている方がいれば事前に見学できる所は全て見ておくことをおススメします。
で、この寮って学校から3㎞ほど離れた所にあるんですけど、途中に小高い丘?をはさんでるんですね。学校の先生は「ひと山超える感じよ」って言ってましたけど。
みんな自転車で通っているというので、Lさんも自転車チャレンジしてみました。こんな感じで最初は「たいしたことねぇ~なぁ~」位だったのですが、
まだまだ行きます。どんどん行きます
さすがに乗ったままでは越えられないようです
で、先生のおっしゃるとおり20分ほどで寮に到着しました。この日は往復するのでLさんは40分頑張って漕いでました。ここで3年頑張れたら帰ってくる頃には中野浩一さんみたいな太ももになってるかもしれません(笑)
今回は娘と二人きりの旅だったので色んな気付きがありました。最後にそれをまとめておきたいと思います。
まずは部屋に入る所から。オートロックなのでカギをさしたままドアノブを回すんですけど、初めはこれが出来ませんでした。「どうやって開けんねん」ってLさんがキレてましたが、経験だと思って笑って見てました。
それから、お風呂。ホテルのユニットバスに入ったLさんが
L「パパ~、シャワーからお湯が出ない。洗面所に流れて行っちゃう!」
って叫んでたんですね。で、その正体がコチラ
こんなのでも初めてみたら分からないもんですよねぇ。
それ以外にもバスマットやシャワーカーテンの使い方とか、帰る時にはタオルをこうしておくと良いよとか。ちょっとしたことですけど、アレコレ一緒に体験出来て良かったです。
余談ですけど、部屋で「ゴルゴ13ごっこ」とかやって父娘で遊べたのも楽しかったです。ゴルゴさんじゃないかも。
ちなみにこれ↑、親父が部屋飲みのおつまみとして買ったプリッツの裏がこんな感じになってたヤツなんです。
それ以外にも町のスーパーで神奈川とは違う商品なんかを見て楽しんできました。行き帰りの飛行機で最後まで解けない間違い探しをLと一緒にしたのも楽しかったです。
3日間、奇跡的に小競り合いにも罵りあいにもならず、穏やかな旅を過ごせたのはひとえにLさんのおかげだったと思います。
帰りの空港で最後のビールを飲んで2人で打ち上げをしました。
Lさんの覚悟が試された3日間の旅でした。
結局最後まで飲んでる話で締めになっちゃいましたが、これで南の島の高校見学編は終了です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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