志望校が決まらない
南の島へ向かう事を決めたLさんとは対照的に、Rさんは目標が決まらずに悩んでいます。
まぁ、そもそも「出来るだけ楽をしたい」っていうモチベーションで生きている(今の所)彼女にとって、出来れば苦痛なく高校受験を済ませたい、っていうのが本音じゃないのかな?って思ってます。
でも、目標がないと気になって仕方のないのが親という生き物らしく、嫁さんがアレコレと学校見学の予定を立てて、一緒に見て回ってるんです。でも、Rが行きたいって思っている学校でもないので、見学に行っても
R「何かね、いつか転んじゃいそうな学校だった」
とか訳の分からない感想とかを述べるんですよ。要は校舎がボロくてバリアフルだって事みたいなんですけど。
一体どうなってしまうのか、と思っていたらRが珍しく「自分で調べてみたんだけど」と言って高校の一覧を作ってきたんですね。それがコチラ
「きょうそう」ってのが倍率で、「マラソン」はそのまんまですね。とにかく走るのが苦手なRさんは出来るだけ走らないで済む学校を探しているみたいなんです。
まぁ、自分で探す気になっただけでOKかなとも思ったんですけど、気になったのでRと話してみたんですね
父「マラソンがないことって大事なんですか?」
R「当たり前じゃん。4kmとか5kmなんて走らされたら死んじゃうでしょ。」
父「まぁ、選び方に正解はないと思うんだけど、今Rが考えてるのって、『やりたくない事が出来るだけ少ない学校』って事だよね?」
R「まぁ、そうなるね」
父「例えばなんですけど、Rさんて生卵嫌いじゃないですか。それを1年に1日だけ食べなきゃいけない生活って想像できますか?」
R「そんな生活はやだよねぇ。食べなくて良いなら食べたくないんだけど」
父「確かにそうですよね。でも、Rさん、サーモンのお寿司って大好きじゃないですか?」
R「考えるだけでヨダレが出てくるわ」
父「でも、年に1回もサーモンを食べられないって思ったらどうですか?」
R「完全にグレるね。『サーモン食わせろ~』って暴れるかも」
父「ですよね。高校を選ぶ時もそれと同じような事を考えておいた方が良いと思うんですよ」
R「どーゆーこと?」
父「大好きなサーモンがある生活なんだけど、年に1日だけ生卵が出てくるのを想像してみて下さい。それ位なら我慢できそうじゃないですか?」
R「まぁね、『来週はサーモン祭りだから我慢しとくか』みたいな感じね」
父「でも、今Rさんが考えてるのは『とにかく生卵が出てこない生活』じゃないですか。」
R「まぁ、確かにね」
父「でも、生卵は出てこないけど、サーモンも出てこない生活って味気なくないですか?」
R「そう言われれば、そうかもなぁ」
父「進路を決める、みたいな人生で大事な決定をしなきゃいけない時に嫌なことを避けるってのをメインに考えるのって勿体ない気がするんですよ」
R「うーん・・・」
父「Rさんにとって「楽しいコト」が何なのか、真剣に考えてみると良いと思うんですよね。Rにとってのサーモンは何かってのを考えてみる必要があるんじゃないかなって」
R「サーモンなら「はま寿司」に行けばいくらでも食べられるんだけどね」
もうね、結局最後はこんな感じ。Rさんの高校選びはまだまだ迷走を続けそうです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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