Day134. 家族でフィギアになる?

我が家の近くに大規模なショッピングモールが出来る事になりました。

家のすぐ裏でタヌキの家族連れに出くわしたり、電線の上をリスが走ったり。近くの小川にはカワセミが飛んでるし、梅雨の頃には天然のホタルが出るような田舎町なんです。でも、何もないのが幸いして大規模な再開発が進んでいるんですね。

家の周りはこんな感じ 田舎でしょ?

田舎が良くてここに住み始めたんですけど、生活するには便利になっていくので「どんなお店が入るのか楽しみだなぁ」なんて家族で話してたんです。

そんなある日、一枚のチラシが目に入ったんですね。

で、「これ面白そうだから応募してみようよ」ってレモンサワー飲みながら言ったんですけど、LとRには反対されて。理由を聞いたら

LとR「え~、こんな美人顔が世間にさらされて、ストーカーされたら困るぅ

とかふざけたこと言ってるんで、無視して応募してやったんですね。で、酔っぱらってたので応募したこと自体忘れてたんですけど、先日メールが届いたんです。

こりゃ行くしかないよね、ってことで嫌がる子供たちに「外で御飯を食べさせるから」って条件で撮影に向かったんです。エサさえぶら下げりゃ何でもOK、ってヤツラなので。

撮影はホンの数秒で終わるんですけど、「お好きなポーズでどうぞ」って言われて。LとRは二人で大きなハートマーク作ることにしたみたいなんですけど、野球バカの長男はピッチャーになりたかったらしく、妻に

長男「俺がピッチャーやるから、母ちゃんバッターになりなよ」

「絶対にイヤ」

とか言って係の人に笑われたりして。ポーズだけでそんなに揉めますかってくらいもめてたんです。で、何とか折り合いがついたので

係の人「それでは始めますね。どなたから撮影しますか?」

って言われて、「え~、ちょっと待ってくださいね。」って答えてからみんなでジャンケンをしたんですね。これがね、もう本気のジャンケン。係員さんが吹いちゃうくらいのヤツ。で、結局、長男から撮影をして家族5人の撮影はものの数分で終わりました。

そのあと、ご褒美は何が良い?って聞いたら長男が「サイゼリヤ」って言うんで、皆でサイゼであれこれ食べたんですね。食べ終わって、家に向かう車の中でテンションが上がっちゃったみたいで、子ども達3人が大声で歌い始めたんですね。

ほぉらぁアナタにとってぇだいじぃなひとほど~」ってモンパチの小さな恋の歌とかを大音量で歌ってて。

何がスゴイって、3人いて全員音程がズレてるんですよ。歌詞も所々あやふやだし。誰もそれを気にせず歌い続けて、間違いだろうが何だろうがどんどん進んでいくという。

普通ね、歌ってると周りの人に引っ張られちゃうじゃないですか、音程って。だからハモるのって難しいわけだし。

それがね、もうこれでもか!ってくらい見事にズレズレなんですよ。いやぁ、あんたらこんな時までゴーイングマイウエイかよって聞いてて笑うしかありませんでした。

完成したフィギアはショッピングモールにしばらく飾られるようなので、7月頃にこのブログでお見せできると思います。え、誰も見たくないって?そんな時は笑ってごまかしておこうっと。

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