Day146. 前世の記憶

先日、仕事から帰って食卓でレモンサワーを呑んでいる時の事でした。

LとR がニコニコしながらやってきて

L「ねぇ、今日ね、Rと話してて凄いことが分かっちゃった!」

R「そうなんだよ。アタシ達ね、前世で親友だったみたい。」

L「だから、今回は双子で生まれようって約束したんだよね。」

R「ママのお腹の中は狭くて大変だったけど頑張ったんだよね。」

って話しかけてくるんですよ。いやぁ、今世紀で一番暑い夏だから双子のアタマもブチ壊れちゃったかぁって思ったんです。でも、この茶番に付き合うのも面白いかなと思って聞いてみたんですね。

父「ほお、前世でも親友だったと。なるほど。それは素晴らしい。じゃあ二人で仲良く遊んだりしたわけですか?」

L「そりゃ親友だからね。」

父「どんな遊びしたとか、色んな事が記憶に残っているという事ですか?」

R「当たり前じゃない。パパと違って物忘れしたりしないから。」

そんな感じでイジられたので、その辺にあったレシートを半分に切ってLとRに渡したんですね。で、こう言いました

父「ではRさんから。前世では何年にどこの国の何という地方で生まれたのか書いてください」

って書かせたんです。カンニング出来ない様に間仕切りをして。で、その結果がコチラ

その頃は県じゃないんだよ、Rさん

父「なるほど。分かりました。ではLさん、そちらの紙に同じ内容を書いてください。」

って言ったんです。で、Lさんが生まれた国に「シンガポール」って書いていたので

父「ほお、シンガポール。シンガポールの何という地方のお生まれですか?」

って聞いたら、「やべ、シンガポールの都市なんか全然分かんね」って思ったらしく、

L「あ~、間違えた間違えた。日本だったわ」

って書き直したのがコチラ

もうね、メチャクチャですよ。Rが1777年「清岡県」生まれって。本人は静岡って書こうと思ったらしんですけど、「静」っていう漢字が出てこなかったみたいで。一方のLは1900年代生まれで、千葉なんですよ。

これね、Rが魔女でもない限り接点がないじゃないですか。で、どんな返しが来るんだろうと思って二人が書いた紙をそれぞれに見せながら聞いてみたんですね。

父「Rさん、お生まれはもしかして静岡県ですか?」

R「そう書いてあるでしょ。」

父「いや、『清岡』って書いてありますけど?」

R「あ、それね。1700年代は今の静岡辺りを清岡って呼んでたんだよ、知らないの?

って返されました。おぬし中々やるな、と思いながら今度はLさんに

父「お二人の生まれが100年以上違うんですけど、その辺りはどうなってるんでしょうか?」

L「あ~それな。アタシ達ね、え~っと、ほらあれだ、前世はカメだったの。」

R「そうそう、ウミガメ。そしたら200年位生きるでしょ。ディズニーシーのクラッシュは150歳で『まだまだ若い』って言ってたもんね。」

L「だよねぇ、ウミガメだから静岡と千葉でも繋がれたんだよねぇ」

だって。思わず鼻からレモンサワー吹き出しちゃう所でしたよ。

こんな感じ?

いやいや、千葉と静岡を行き来してるウミガメの親友なんて聞いたことねーしと思ったんですけど、返しの瞬発力が凄すぎて思わず座布団一枚あげちゃいました。

こんなアホな会話をしながら毎日を過ごす家族だってことを世間にさらしてしまうなんて。どうやってもつくろえない時は笑ってごまかしておこうっと。

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