このブログは思春期の双子女子L(姉)とR(妹)とのやり取りを中心とした、子育てに関するアレコレを父親からの目線で書いています。
先日、Rさんと話していたんですね。『最近の出来事』について。その話しをしている時に興味深いコトがあったんです。
ちなみに、その時の会話がこんな感じ
R「最近かぁ。特にないかなぁ。中学生の時、部活の顧問に『ブサイク』って言われたのは今思い出してもハラがたつけど」
父「それ、かなり昔のイヤな記憶ですよね。楽しかった出来事は無いんですか?」
R「いや、あのババア(顧問)に言われたのがひど過ぎて楽しかったのが出てこないわ」
父「あのね、イヤなコトがあったのは事実だけど、何かあるたびに思い出すの、やめた方が良いですよ」
R「だってさ、あのババア、他にも色々あってさ・・・」
父「それね、生ゴミが入ってるゴミ箱のフタを開けて『クサイ、臭い』って言ってるみたいなもんなんですよ」

R「だって~」
父「イヤな人とか出来事思い出すんじゃなくて、楽しかったコトを教えてくれませんか?」
R「出てこないなぁ」
父「Lと2人で行ったストプリのライブ、『ちょ〜楽しかった〜』って言ってましたよね?」
R「確かに。」
父「でも、『あのライブ、楽しかった〜』って思い出すよりも、顧問が浮かんじゃうんだよね」
R「そうだね」
父「嫌いなヒトとか辛かった出来事の為に貴重な人生の時間を使うの、勿体ないんじゃない?」
会話はここまでです。皆さんはこの会話を聞いてどう思われますか?どうも思わねーよ、って方が多いですかね。
自分はめっちゃ気になったことがあって。それが、「人はなぜ嫌だった出来事を何度も思い出してしまうのだろう」でした。
心理学的には「嫌悪学習」の一種なのかなと思うんですけど。
例えば、生ガキを食べたら蕁麻疹が出てひどい目にあった人はその後、生ガキを食べなくなるじゃないですか。カキを想像するだけで嫌な感じになっちゃう、みたいな。それが嫌悪学習の代表例だと思うんです。
元々は身体を守るためのメカニズムだと思うんです。でも、思い出してもどうにもならない、むしろ思い出すことがマイナスになっちゃう場面でもこの心の働きが発動してるような気がするんですよねぇ。
で、何度も思い返しちゃうと、記憶の仕組みからいって、嫌な出来事の思い出がどんどん鮮明になってしまうという。その結果、思い出すたびにモンモンとしちゃう自分がいる、っていう感じでしょうか。
でも、不思議なことに「楽しかった記憶」もあるはずなのに、それを何度も何度も反復する、って言うことはあまりしないような気がするんですけど、皆さんはいかがですか?
嫌な出来事が思い出されそうになったら、楽しかったことを思い出してプラスの記憶を強化する、名付けて「記憶の上書き作戦」っていう方法で何とかならないかなぁって思ったんですけど、
R「いや、そんなん出来たら苦労しないわ」
って言われちゃって。自分で言っといてなんですけど、確かにそうかもなぁって思います。
でも、普段から「楽しかった記憶を何度も繰り返す」コトが出来たら毎日が違う感じになるのかなぁとも思うんですよね。
結局、話がまとまらないまま今日もお時間となりそうです。
自分、辛いことが起きたときは「レモンサワー」って10回くらい唱えると口の中にレモンサワーの記憶が広がって幸せになるんだけど、そんな単純な人ってあんまりいないってことですよね。
単純だから辛さを感じないなんて素敵すぎるから今日も笑ってレモンサワーを飲んでおこうっと。
今日はちょっと耳寄りなお知らせです。
今週末、日本各地で『ペップトーク祭り』として各種イベントが開催されます。
リンクはこちらから(中段くらいに一覧が載っています)
自分は「湘南ペップチーム」で、あの、メチャメチャ可愛い!奥山佳恵さんと一緒に講演をさせて頂きます(奥山佳恵さんもペップトークの講師なんです)。遂に芸能人の方とご一緒させて頂けることになっちゃいました。いやぁ、50歳過ぎてからいいことばっかりだなぁ、ホントに。
既に満員御礼になっていて、現地でのご参加は頂けませんが、アーカイブもご用意しております。機材の関係で少しお聞き苦しい所があるかもしれませんが、ご容赦ください。たしか無料だったと思います。
下記のチラシも参考にしてください。


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