どれだけ成長したんだろうとか、どれだけ成果が出たんだろうって考える時に
「水平比較」と「垂直比較」って言葉を使う事があります。これ、ペップトークの講演とかでもよく出てくるんですけどね。
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クラスの中で自分の背の高さがどれくらいかな、みたいに周囲の人と比べるのを水平比較っていいます。
会社で営業成績を比べる時の棒グラフ、みたいなイメージですね。あれ、本当にあるんですかね?そーゆーお仕事、した事ないので知っている方がいたら教えて頂きたいんですけど。
もう一方の垂直比較は、どれだけ身長が伸びたか調べる時に、柱に線とか書いて測ったりしますよね。あ、去年より5cm伸びてる、みたいな。
そんな風にある時点の自分と今の自分を比べてどれ位成長したかなって比べるときに使います。うちの柱は線だらけで、どれが誰だが分からなくなったりしてますが(笑)
それぞれ必要なものではあるんですけど、子供の成長を見ていく時に水平比較だとうまく行かないことも多いんですよね。
先日、高齢の女性と話してるときに
高齢女性「私はね、兄が2人いて、2人ともすごく勉強が出来てね。いつも比べられてて辛かったわぁ」
って教えてくれました。これ、水平比較がツライ典型例ですね。
それぞれに得意な事、不得意な事があるので兄弟とはいえ、人と比べられると中々ツライことも多いですよねぇ。
と、前置きが長くなりましたが
『水平比較の極致』
にいるのが双子な気がしてます。極地じゃないですからね。
まず、顔を見比べられて
「似てるぅ~さすが双子だわぁ」
とか、
「LちゃんはバスケでRちゃんは卓球なの?双子なのに違うのねぇ」
とか。
当たり前の話なんですけど、性格も趣味嗜好も全く違うんですよね。別々の人だから。でも、双子というだけで「ほぼ同じ人」という印象で接してくる方が多いような気がします。
極端な言い方ですけど、存在自体を水平比較されてる感じがしてちょっとかわいそうに思う時があります。
その上、違う点を見つけられると
「双子なのにぃ~」
ってなっちゃうので、本人達は中々メンドクサイらしいです。
前に、双子のそんな面についてLとRに聞いてみたことあるんですけど、
L「いや、双子って気にしてんのは周りじゃね?あたしはアタシだし。」
とか
R「比べられるの、ウザい。あたし達、リアル間違い探しじゃないんですけど」
とか。
双子ゆえに起こる、『いつももう一人と比べられる』問題は悪気がないだけに根深い気もします。
だからこそ、親である自分が気をつけなきゃって思うんですけどねぇ
それでもついつい比べちゃうんですよねぇ。
「Lが一番落ち着いて考えられるよな」
とか
「うちじゃRの運動神経がダントツだな」
なんてポロポロ言っちゃうんですよね。困ったもんです。でもそうすると
R「あれ、お父さん『俺は比べない』って言いましたよね?」
父「は・・い・、言ったような気がします。」
R「今、娘の心をキズつけましたよね?」
父「いや、そんなつもりで言ったんじゃ・・・。」
R「深くキズつけましたよね?」
父「か、勘弁してください・・」
R「みたらし団子で許そうじゃないか」
って言われてホイホイみたらし団子を買いに行っちゃう父でした
『ゴキブリホイホイ』ならぬ『みたらしホイホイ』にハマってますね。
分かっていても比べちゃうときはみたらし団子を買って、じゃなくて笑ってごまかしておこうっと。

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