先日、珍しく家族全員が揃って晩御飯を食べる
機会があったんです。
以前は一緒が当たり前でしたけど、長男が高校に行って
双子も塾やら何やらで中々揃わなくなってたんですね。
で、たまには進路について聞いてみるか、と思って、
父「お兄ちゃんは高校出たらどうすんの？」
長男「ん？やりたいことないから親のすねかじるようかなぁ」
って。で、同じ質問を L と R にもしてみたんですね。
Ｌ「色々あるけど、SNSもやる保育士かなぁ。でも給料がなぁ。」
R「臨床心理士になりたいんだけど、給料が安いらしいのよ」
って。
何かね、自分の中のイメージではやりたい事があったら稼げるか
どうか、なんて二の次に考えるのが若さだと思ってたので
父「あのね、自分の子どもが『芸人になりたいって』って言って、
『そんなんで食っていけると思ってんのか！』って止めるの
が親の役割だと思ってたんですけど？」
Ｌ「先々のことまでちゃんとイメージ出来てる、って事でしょ？」
とか言われちゃって。でも L も R も結局はフリーターかなぁ、
みたいな感じだったので、我が家のマイルールを再確認したんです。
我が家のマイルールは、
1. 勉強が嫌なら高校行かなくてOK、もちろん大学も 2. 学校等に通わない場合は家を出て一人で生活すべし 3. 2が出来ずに家に残るなら毎月10万円を生活費として入れるべし
なんですね。で、今時のバイト事情と照らし合わせてみんなで
話してみたんです。
父「今は時給1000円くらいでしょ。週5で８時間バイトすれば
月に16万くらいだから、税金とか年金とか払っても11-12万円は
手元に残るのよ、たぶん。それなら十分払える金額だよね。」
R「ちょっと待って！毎日8時間も働いて自分で使えるお金が
月に2万しかないの？」
Ｌ「まぁ、一人で暮らしてアパート借りて電気とか水道代とか払ったら
似たようなもんだろ」
父「その代わり、食事も出すし、デザートが付く日もありますよ」
R「いやいや、毎日そんなに働いて使える金が2万とかあり得ないんだけど」
長男「そんなんじゃ働く意味ないよな」
とかほざきやがるんですよ。だからね、言ってやりましたよ。
父「良く考えてね。世の中に子育てしてるお父さん、お母さんって
たくさんいますよね？」
Ｌ「いるね」
父「仕事しながら子育てしてる人もたくさんいますよね？」
R「ウチもそうだもんね」
父「そうするとね、毎日8時間働いて、それ以外の時間で子供の
為に家事とか炊事とか洗濯とかするじゃないですか。」
長男「そりゃそうだ。父ちゃんもやってるもんな。」
父「で、毎月のおこづかいって2-3万が普通なんですよ。」
長男「マジか。そんなに少ないのか。」
父「我が家のマイルールが適用されると、世のお父さんお母さんと
同じか、家事負担が少ない分、ちょっと楽な位なんです。」
R「アタシ絶対無理だわ。子供産まない。」
Ｌ「ありえねぇ、何でアタシ達を産んだの？」
とかになっちゃって。自分自身と親を全否定するという恐ろしい
双子がいるわけです。で、結局
LとR「産みたい気持ちはあるけど、多分ムリ。育てらんない。」
って言う結論にたどり着いちゃいました。
「なぜ子供を産むのか？」って損得みたいな観点から考えると
中々難しい問題なんですよね。
ウチの嫁さんは「プライスレスな経験が出来るのよ」って、どっかの
CMみたいな説明をしてましたけど、子ども達にはあまり響いていない
様子でした。
この話し、結論は出なかったんですけど、
父「子育てした人だけが子育てを経験出来るので試しにやってみたら？」
って伝えるのが精一杯でした。これも全然響かなかったみたいですけど。
皆さんだったらどんな風に答えるのか、ぜひ教えて下さい。
そっかぁ、日本の少子化って自分みたいな人間が未来の担い手の
やる気を削いでいることも原因なんだなぁって分かっちゃったから
笑ってごまかしておこうっと。
|
にほんブログ村 |
|
コメント