平日の朝って結構忙しいじゃないですか。
我が家は共働きで、子ども達も学校があるので
なんだかんだでバタバタしてるんですね。
もうちょっと早起きして、ゆっくりコーヒーでも
飲んで、なんて思ってもなかなか難しいですよね。
そんなある日の事だったんですけど、Rが裁縫箱を
出してきて何やらチクチクと始めたんですよ。
こんな朝っぱらから何やってるのかなぁって思って
見てみると、なんと!穴があいた靴下を縫っている
んです。
おしんの時代ならいざ知らず、もう令和だぜ?
橋田壽賀子さんもビックリな光景だよなぁって
思って。
父「朝からどうしたの?違うの履いて行けば?」
R「この靴下じゃなきゃダメなの!」
って。
そうなんです、彼女は服とか靴とか身に着けるものは
肌触りが好みじゃないと頑として受け付けないんです。
超感覚派っていうんでしょうか。感触がダメならダメ、って
ある意味さっぱりスッキリしてるんですけど。
それだけにRと買い物に行くと、とにかく大変なんですね。
靴とかを買いに行くと、デザインとかはどうでも良くて、
選択肢としては「履き心地」一択なんです。
実際に彼女と靴買いに行くとどんな感じかって言うと、Rさんは
一人で靴屋の試着用の椅子にででぇ~んと座るんですね。
で、L と父で王様の家来みたいにあっちこっちから目ぼしい
靴を持ってきては履かせてみるんです。
父「姫、こちらはいかがでしょう?」
ってやると、ひどい時はつま先をほんのチョット入れた瞬間に
R「ムリ!」
って。
ほぼほぼダメ出しされるっていう。ある意味、賽の河原の石積み
みたいな感じなんですよ。
で、20足とか30足とかチャレンジすると、1つくらい
R「ん、苦しゅうない」
みたいのがあって。それでやっと1時間くらいの苦行から解放される
っていうのが定番です。
そうなるのが分かっているので、「苦しゅうない靴を2つ一緒に
買っておこうよ」、と言ってもそれも頑なに受け入れないんです。
結局いつも同じ靴を履いて、ボロボロになって、両親からさすがに
違うのにして下さい、って言われるまで履き続けるんですね。
先日はしまむらに靴下を買いに行って、靴下1足買うのに30分
以上かかってました。
でも、よく考えたら肌着とかはそこまで偏屈じゃないんです。
なんで足元だけはあんなにこだわるんですかねぇ。
新しく買ってきた靴下に替えるのかと思いきや、ヨレヨレに
なった古い靴下も相変わらず大事そうに使ってるんです。
ちょっと雑に扱うとすぐに穴が開いちゃうレベルなので。
どんだけ貧乏な家なんだよ!って言われちゃいそうだからヤメて
欲しいですよねぇ、本当に。
朝から靴下縫ってる令和女子中学生がウケるから
今日も笑っておこうっと。
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