このブログは思春期の双子女子L(姉)とR(妹)とのやり取りを中心とした、子育てに関するアレコレを父親からの目線で書いています。
今月から南の島に離島留学しているLさんですが、新生活を始めてみて色々と気づいた点がありました。
今後、国内留学を考えている方の為に幾つか記録をしておきたいと思います。
その1 頼りにしていた、アノ先生がいない!
Lさんは「地域みらい留学」という国内留学制度を使って南の島で高校生活を始めましたが、そのきっかけになったのは東京で行われたイベントでした。

北は北海道から南は沖縄まで、たくさんの学校が来ていて個別に話を聞くことが出来るんですね。で、そのイベントでLさんのハートをズキューンと打ち抜いたのが、今通っている高校の教頭先生だったんです。
ところが!4月入学してみるとその先生が他校に転任されていました。この辺りは国内留学というよりも公立高校あるあるなんですが、転勤で先生方の入れ替えって結構あるんですよね。
結論としては、公立高校なので目当ての先生頼みだと思わぬ事態になることがあるから気を付けましょう、ですかね。
その2 校則と不文律がまあまあすごい
校則については以前にも書いたことがあるんです。最近は学校のホームページで公開しているところも多いので事前に確認しておくことをオススメします。

我が家はこの辺りをキチンと調べてなかったので、合格者の説明会でちょっとビックリな感じがしました。例えば、こんな感じ。
・前髪は眉より出ないようにする
・後ろ髪は肩の高さまで。それ以上の場合は必ず結ぶ。
・髪を止めるゴムは黒か紺か茶色
・スカートは膝にかかる長さ
・靴下はくるぶしが隠れる長さ
・夜間の外出は20時まで
もうね、ちびまる子ちゃんしか守れないんじゃないか、っていう感じの校則ですよね。あ、まるこちゃん、スカートが短すぎてダメか
で、不文律にはもっとすごいのがあって。学校が始まってすぐにLさんから電話がかかってきたんですよ。
Lさん「ねぇねぇ、聞いて。授業の始まり方が凄いんだよ。」
父「へ?授業の始まりが?」
Lさん「そう。まずね、先生が来たら日直が『起立!』って言うの」
父「あ~、ありますよね、そーゆーの」
Lさん「そう言われたらね、立って椅子を机の下にしまうの」
父「へぇ、わざわざそんな事するんですか」
Lさん「で、机の左側に立つのね。その後、日直が『気をつけ!礼!』って言うんだけど」
父「すごい丁寧にやるんですね」
Lさん「お辞儀の角度は90度で、その姿勢のまま3秒間キープなの」
ですって。どっかのテレビ局の謝罪会見で見たな、って風景ですよね。
恐らく先生方に対する畏敬の念が凄いんだと思うんですよね、アチラでは。質実剛健な鹿児島の風土なのかもしれません。
ちょっと軍隊っぽいよねってLさんとは笑ったんですけど、礼を重んじる雰囲気も悪くないかなぁって思ってます。
その3 お得もたくさん!
ちょっとネガティブな事ばっかり書いたので良かった点も書きますね。
まずは自然の豊さですよね。今回の表紙の写真は寮から5分くらい歩いたビーチなんですけど、メチャメチャ綺麗じゃないですか?奄美大島は海も山もあって本当に美しい島です。皆さん、是非一度足を運んでみてください。



それから、凄く有難いなぁって思ったのは医療費の補助ですかね。Lさんの場合には住民票も移したので、鹿児島県の制度が適応されるんです。
横浜だと中学生までが医療費免除なんですけど、鹿児島県は高校卒業まで(ほぼ)タダなんですよ。これは凄く有難いなぁって思いました。
それ以外にも、自治体が修学旅行や各種検定の費用補助もして下さるんです。部活で本土に遠征する際の費用補助もあるらしくて、この辺りは離島ならではの制度なのかもしれません。
それから、SNSでの情報発信をもの凄くたくさんしてくれるんですよ。高校でのあれこれが毎週の様にブログでアップされますし、寮生活の様子もコーディネーター(寮母)さんたちがしょっちゅう連絡してきてくれるんです。
この辺りは長男が神奈川県内の高校に通っていた時と全然ちがうなぁって思って。彼の時は学校で何が起きているのか、全く分らない3年間でしたから。
他にもたくさん良いところがあって書ききれないんですけど、町を挙げて「子どもたちを応援するぞ!」っていう雰囲気が有難いコトこの上ないです。
個人的には凄くオススメな制度です。国内留学で相談したいことがあれば是非、ご連絡ください。
「空の巣症候群だ」なんて言って1週間も経たないうちにほとんど完璧に立ち直ってる自分がボケ爺さんみたいだから今日も笑っておこうっと。
コメント