面接の練習
今週末にLさんの入寮試験があります。東京から1430km離れた南の島での高校生活に向けて一歩目を踏み出すことになります。
例年に比べて募集定員が少なくて、かなりの苦戦が予想されているので出来るだけの準備をしておこうという事で、自宅で面接の練習をやったんです。
事前の応募書類に作文があって、その作文の内容からも聞かれるかもしれないから練習してみようか、っていう話になったんですね。で、その時の様子がこんな感じで
父(面接官役)「Lさんはバスケットボール部を1年生で辞められたと書いてありますが、その時のお話をもう少し詳しく教えて頂けますか?」
L「はい。先輩方とコミュニケーションがうまく取れずに、自分から話すことが出来なくなってしまい、部活を続けるのが苦しくなって辞めてしまいました。」
父(面接官役)「その経験から何を学びましたか?」
L「人間関係のトラブルが起きた時に、理想は話し合いで解決するのだと思うのですが、話し合っても分からないヤツラがいるってことが分かりました。」
父「ストップ!!、ストップ!ダメよ、そこで本音を言っちゃ。」
L「いや、だってアイツらク〇みたいな性格してんだぜ」
父「いや、そうかもしれないんですけど、面接なんでね。マイナスな出来事に見える事から学ぶことが出来てプラスに持っていけたんです、って話にしましょうよって説明しましたよね。」
L「聞いたけどさ、あいつらにプラスのトコなんて全然ないんだぜ」
父「ちなみにどんなコミュニケーションがうまく行かなかったんですか?」
L「アタシはさ、バスケのド初心者だったわけよ。それなのにいきなりゲームみたいのに入れられて、『オフェンスして!』とか、『L、ディフェンス行かなきゃ!』って言われても何のことか全然わかんねーんだよ!」
父「あのぉ、部活に入る前にバスケに関する本とか全然読まないで行ったんですか?」
L「読んだよ。でも、ディフェンスとかオフェンスなんて基本過ぎて出てないんだよ」
父「いや、さすがにそんなことはないと思いますが」
L「フェンスってなんだよ!柵にでもなれってのかよって思ってイライラしたわ」
父「いやはや、それはLさんにも問題がありそうですけど」
L「いや、絶対あいつらがおかしいんだよ。ま、いっか。もう一回やってみよ。」
父(面接官役)「先輩とうまく行かなかったことから何を学びましたか?」
L「コミュニケーションがうまくいかない時に、つい相手の意見を否定しがちになってしまっていたのですが、どんなクソヤローにも相手なりの言い分があるって考えた方が良いかもしれないなぁって1ミリだけ思うようになりました。ま、悪いのはアイツらなんですけどね。」
父「(ワナワナ)・・・Lさん、『相手の立場に立ってみると、その方なりに正しいと思ったり良かれと思って発言してくれていると思うので、まずはそういった相手の中にある想いを受け入れるように【聞く姿勢】を大切にしてみようと考えられるようになりました』とかだとダメですか?」
L「ふ~ん、そんな言い方もあるのか。ま、じゃその線でいってみるか。」
もうね、面接の練習してもずぅ~っとこんな感じ。
面接の練習やってんだか大喜利やってんだか分かんなくなっちゃいますよね、これじゃ。
泣いても笑っても今週末が最初のハードルです。ベストを尽くして頑張って欲しいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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