Day.39 数学でつまずく理由

数学が苦手なあなた!

その理由を知りたいですか?

何となく苦手、とか先生が嫌いだったから
とか、それは本当の理由ではありません!

今日は数学でつまずくホントの理由を
お教えしましょう。

小学生くらいはまだしも、中学生位になって
算数が数学に変わる頃からつまずく人が多く
なります。うちの L と R、つまずくどころか
もー完全に転んじゃってます

数学、出来る人が羨ましいけど今からじゃなぁって
思う方には確実にお役に立てる内容になってます。

本題に入りますよ。

そもそもですね、高校生位までで学ぶ授業には
深堀(ふかぼり)型積み上げ型
およびそれらの混合型があるんですよ。

いつもより学術的な表現ぽくないですか?
いいから先に進め?

ですよね。いきますよ。

深堀型』は文字通り、やっている範囲は変わらない
んだけど、学年が上がるにつれて学習内容が深くなって
いくものです。

代表的なのが歴史です。社会でやりますよね。

歴史って小学校でも中学校でも、何なら高校生になったって
縄文時代から現代までをやるんですよ、メインは。

で、小学生の頃は主に日本での出来事をやって、高校生位になると
世界中の歴史についてもやりますけど、扱う時間軸の幅はたいして
変わらないんですよね。

しかも、縄文時代のことが分からないと明治維新のことは
分からない、みたいな関連もないんです。

どこから学んでも大丈夫。

逆行型っていって、例えば明治維新を取り上げて、
なぜ日本が開国するに至ったのか、昔に遡って学習する、
そんなスタイルでも学べたりします。

つまり、『深堀型』はどこかで躓いたからって致命的な傷は
負わない
わけです。
いてて、膝小僧をすりむいちゃったな、くらい。

立ち上がりさえすれば前に進める、そんな科目なんですね。

ここまで大丈夫ですか?

で、問題の数学です。

これは完全な『積み上げ型』の科目なんですね。

足し算、引き算が分かると掛け算が出来る。
掛け算が出来ると割り算ができる。

その四則演算をベースにして文字を入れた場合とか、
マイナスの世界とかに入っていくわけです。

これ、歴史みたいに

『じゃぁ、まず微分方程式からみてみましょう』

って、そこから遡るわけにいかないんですよね。

『微分・積分』って聞いただけで幽体離脱しちゃう、
自分みたいな人間がたくさん出る理由がここにあります。

一見すると無味乾燥に見える数学の教科書ですが、恐ろしい
くらいに理路整然と作られてるんですよねぇ。

0(ゼロ)って、現代では当たり前の概念ですけど、
0の概念が確立したのは日本だと大化の改新とか、
平城京遷都とかの頃だったようです。蘇我入鹿たちは
ゼロって知らなかったんですよ。

それが、小学校低学年の教科書に「カエル」の絵とかで
示されてるんです。

人類が発見までに5000年近くかかったゼロのナゾを
たった1ページ、それもカエルの絵で表すなんて!

日本の教科書が世界で称賛されている理由が分かります。
気になる方はぜひ、小学生の教科書を見て頂きたいです。

つまるところ、数学は

『このルールが分かるとその次これね、で、これと
このルールを前提としてその次がこうなるのよ。』

って積み上げられていくので、どこかが分からないと
不安定な積み木みたいに崩れちゃうわけです。

一度転ぶとそれなりのキズを負って、気付いたら
血みどろになってる自分がいるという。あな恐ろしや

更に、学校で先生が説明してくれるのを聞きながら例題を
解いた時に出来たりすると、何となく分かった気になっちゃう
じゃないですか。

で、家に帰って一人で問題を解こうとすると解けない。

説明をされた内容が分かる事と、自分で考えることって
万里の河のこっちと向こうくらい遠いってチャゲアス
歌ってたはずなんですけどねぇ。

それなのに『あれ、学校では解けたのになぁ。ま、いっか』
なんて済ませてしまうと、出血を放置することになって、
出血多量になっていくわけです。

でも知的な出血多量は痛みがないから気付かないんです。
そこが致命傷になっちゃう最大の理由なんですよねぇ。

で、気付いたら

私はもう死んでいる

ってなって数学嫌いが完成するわけです。

対策としては、分からなくなったちょっと前まで戻れば良いん
です。でも学校の授業は先へ先へと進んでいっちゃう。
結果的に積みあがらない積み木を前に呆然としちゃうわけです。

『ドラゴン桜』っていう、落ちこぼれの高校生が東大を目指す
漫画にも出てきますけど、数学をやり直すなら四則演算の100
マス計算から、な理由がここにあります。

数学が出来ない理由、大切なことがもう一つあるんですけど、
いつもより長くなっちゃったので気になる方はリクエスト下さい。
あなたにだけお伝えします。

これからお子さんが中学生になるあなた!

ぜひお子さんと一緒に数学の勉強をしてください。

学生時代には見えなかった数学の面白さに気づくはずです。
数学出来ない自分が言うんだから間違いありません!

それでもダメだ、というあなた!

あなたはかなりの末期症状なので小川洋子さんの書かれた
「博士の愛した数式」から始めることをおススメします。

いやぁ、今日は数学嫌いな人をたくさん救った気がして
気分がいいからメッチャ笑っておこうっと。

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