このブログは思春期の双子女子L(姉)とR(妹)とのやり取りを中心とした、子育てに関するアレコレを父親からの目線で書いています。
我が家の子どもたち、特にRさんを見ていると本当に「やる気のなさ」にあふれているなぁって思うことが多くて。
まぁ、野生のトラとかも動物園に連れてこられて、エサや外敵に襲われる心配がなくなったらダラリンとしちゃうから、生物の本能としてはしょうがないコトなんでしょうけど。
でもね、「あのぉ~、もうちょっと生きる気力、活力っていうんですか?そういうの、見せられません?」って思っちゃうんですよねぇ。今日はそんなエピソードから始めますね。
先日Rさんと話してたら遠藤周作さんの作品を習ってきたみたいで
砂浜は歩きづらいが、振り返ると
遠藤周作著「ただいま浪人」講談社
波うちぎわに自分の足跡が・・・
自分だけの足跡が・・・
一つ一つ残っている。
アスファルトの道は歩きやすいが、
そこに足跡など残りはしない
彼女の通う高校はキリスト教系なので、聖書とかの授業で遠藤周作さんの作品が取り上げられるんだと思うんですよね。遠藤さん、敬虔なクリスチャンだったみたいなので。
で、この一説について話してたんです。
父「おぉ。すごく深い言葉ですねぇ。人生について考えさせられますね。」
Rさん「確かにそうなんだよねぇ。でもさ、やっぱりコンクリートの道の方が歩きやすいじゃん?」
アスファルトとコンクリートって違うと思うんですけど、そこを気にしてると話が続かないので、スルーして先に進みます
父「そうなんですけど、遠藤さんが伝えたい想いとは離れちゃいそうですよね。」
Rさん「そうなのよ。だからね、アタシ考えたの。すごい方法を!」
父「へぇ。どんな方法ですか?(すでに嫌な予感しかしていない)」
Rさん「あのさ、コンクリートってさ、最初はドロッとしていて時間が経つと固まるんでしょ?」
父「まぁ、確かにそうですね。」
Rさん「そしたらさ、コンクリートが完全に固まる直前にさ、その上を歩けば足跡が残るんじゃね?」
父「・・・(ワナワナ)」
R「そのあと固まればさ、足跡が消えることもないし。大体さ、砂浜の足跡なんて波に消されてすぐ無くなっちゃうじゃん?」
どー思います、コレ↑
もうね、作家の想いなんてブルドーザーでぶっ潰す!ってどっかの政党みたいじゃないですか?父親としては「何も言えなくて…夏」状態ですよ。
そしたら、その隣でLさんが宿題のプリントを写真に撮ってるんですよ。気を取り直してLさんと話すことにしたんです。
父「Googleレンズとかで宿題を解くんですか?」
Lさん「違うよ。チャットGptに『穴埋めして』って頼むと答えが出てくるんだよ。知らないの?」
だって。まぁ、やる気のなさをカバーするチカラがあるっちゃあるんですけどねぇ。
エネルギー消費を最小にするのが生き物の本能とは言え、思考のエネルギー消費まで最小限に抑える子ども達ってこれから先どうなっちゃうんだろうって真剣に考えちゃいました。
まぁ、考えても答えの出ないときはレモンサワーを飲んで笑っておこうっと。
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