このシリーズは地域みらい留学で南の島に進学した娘の経験をもとに、これから留学される方、すでに留学している方との交流を目指して書いています。地域みらい留学に関する情報をシェアしていきたいと思いますので、コメントや拡散をして頂けると泣いて喜びます。
南の島で高校生活を続けているLさんですが、彼女は高校で書道部に入りました。
中学までは全然やったことなくて、高校生からのスタートなので、まぁそれなりに大変ですよね。
で、今回は離島の部活、特に遠征事情について書いてみたいと思います。
先日、書道部の県大会がありました。Lさんたちは内地まで行くのですが、書道部に限らず離島の子どもたちは結構大変なんだなぁって思いました。
ちなみに、これが遠征のスケジュールです。自分は全然知らなかったんですけど、書道の大会って揮毫(きごう)大会っていうんですね。筆をふるう、って意味らしいです。

本番となる揮毫大会が1日あって、翌日の午前中にシンポジウムがあるんですけど、1日半の為に4泊5日の遠征になるんです。
更に、行きと帰りはフェリーの中で寝泊まりするんですよ。夜行列車ならぬ夜行フェリーです。結構凄くないですか?
飛行機で行けば1時間の距離なんですけど、フェリーだと10時間くらいかかっちゃうんですよね。
ただ、この辺りは保護者の財布事情を考慮して下さっているんだろうなぁと思います。やっぱりフェリーの方が安いですから。
で、Lさんは住民票を島に移しているんですけど、そのおかげで「離島住民割」みたいなものが使えるんですね。
これがあるおかげで、普通料金に比べてグッとお安くなっています。ちなみに離島住民割だとこんな感じになるんですね。
特等 普通運賃(大人)23050円 ⇒ 離島住民割(大人)19810円
1等 普通運賃(大人)18440円 ⇒ 離島住民割(大人)15200円
2等 普通運賃(大人) 9220円 ⇒ 離島住民割(大人) 5980円
Lさん達はもちろん、2等船室で雑魚寝してもらったんですけど、やっぱり熟睡はできなかったみたいで、時々写真やら動画を送ってきました。


離島住民割のほかに、寮のある自治体からも遠征の補助を頂きました。離島にある学校だとそういった制度のある自治体もあると思います。本当に有難いことです。
で、結局、遠征の自己負担は2万円だけですみました。4泊5日の遠征費用を考えたら格安だと思います。
大会の方は2時間以内に規定の課題を書き終える、ってものだったらしいんですけど、本人としては終わった瞬間に「やり切った」と思えたようで。

結果は残念ながら入賞ならずで、本人としては相当悔しかったみたいです。「もう書道辞めたい」みたいな感じになってました。負けず嫌いですよねぇ。
そんな娘を見て、ウチの嫁さんが「やり切った、って思えたことが素晴らしいよね」ってペップトークしてました。嫁さんも少しずつペップトーカーになってきてますね。
まぁ、始めた年にいきなり入賞するなんて目標が高すぎたような気もします。ぜひ来年再チャレンジして貰いたいなぁと思っています。
今日は離島の部活、特に遠征の実際について書いておきました。地域みらい留学をお考えの方に少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
以下、お知らせです。思春期の子どもを応援する言葉のかけ方、ペップトークの本を出版しました。おかげさまでアマゾンカテゴリー別ランキング1位も獲得!ぜひお手に取ってご覧ください。



コメント