夏休みの宿題、覚えてますか?
中学生の頃、反抗期の自分は学校と先生が大嫌いで。
しかも尾崎 豊さんとか流行りだしてた頃でもあったので
「反抗こそ正義」みたいな風潮があったりして。
先生「夏休みの宿題やってこない奴は成績下げるからな」
って言われて、それで済むなら別にいーやと思って
宿題やっていきませんでした。
ちなみにバイク盗んだり窓ガラス割ったり、はしてませんからね。
で、今時の宿題ですよ。
時々SNSでも話題になっていますけど。
LとRの学校でも、もの凄いことになってます。
夏休みに入るちょっと前から
R「夏休みの宿題やってんの」
父「へっ?まだ夏休みになってませんけど?」
R「夏休み前からやってなるべく休むんよ」
って感じでした。
学校から配布された夏休みの課題表っていうの見るとですね、
- 国語
- 漢字の練習帳33ページ分
- 漢字小テストプリント64枚(1枚15問)
- スピーチ原稿の作成(原稿用紙1枚)
- 作文、読書感想文など
- 社会
- 問題集 A4用紙30ページ分
- 数学
- 夏休みの宿題冊子(A4用紙)26ページ分
- 理科
- 問題集 A4用紙22ページ分
- 英語
- 問題集 A4用紙16ページ分
- 夏休みの宿題冊子(英単語210語を覚える)
- 教科書を見てノートを作成する
主要5教科だけでこれだけあるんですよ。
A4サイズに換算して150枚以上!
国語の先生なんて「子供の夏休みを剥奪する協会!」
とか入ってらっしゃいますか?みたいじゃないですか。
先生たちで調整してこの量なのか、確認したくなる
ような状況ですよね。
で、問題集とかは自分で丸付けまでして提出して、
それぞれの内容は夏休み明けの授業でテストしますよ、って。
実際にはこれ以外ににも美術とか、技術、家庭科とか
それなりにあるんです。
唯一ホッとしたのが保健体育で
「健康管理や体力増強を心がけて過ごしましょう。」
これよこれこれっ、正しい夏休みってさ、と個人的には思います。
『スタンドバイミー』って映画みたいな夏休みは
もう永遠に来ないんでしょうかね。
で、僕自身が一番問題だと思っているのは実は別の所にありまして。
数学の先生が作ってくれた宿題冊子の表紙にこう書いてあるんです。
「この中から数値を変えて休み明けのテストで50問出します。
配点は全て主体的に学習に取り組む態度とします。」
いやいや、主体的に取り組む態度って点数の結果で見るんでしたっけ?
え、だったら知識・技能はどこ行った?みたいな感じがするんです。
これね、例えば妻が仕事で自分が平日休みの日に
妻「今日は洗濯とトイレ掃除と、エアコンのフィルター清掃、
それから食料の買い出しと夕食も作っておいてね。」
って言われて
父「せっかくの平日休みなのになんだよぉ~」
って思いながらも全部頑張って夕飯食べてるときに
妻「掃除と夕ご飯の味をチェックした所、アナタが主体的に家事に
取り組む態度は30点となりました。もっと頑張りましょう」
って言われちゃうみたいな感じしませんか?
そんなん言われたら先生だったらブチ切れませんか?
って数学の先生に聞いてみたいです。
生徒たちを多面的に評価するって大切でしょうし、頑張って
いい方向に持っていこうとしているのは良くわかります。
でもね、正直上手くいってないんじゃないかなぁって、
ちょっと心配になっちゃいます。
『Lさん、試験は30点。でも、〇〇は良い所だと思います。
成績は試験の点数が平均点の半分だったので5段階で2です。』
とかで全然かまわないんだけど、そうもいかないんでしょうかねぇ。
まぁ、紆余曲折を経ていい方向に向かってくれることを祈りましょう。
家庭内に文科省の評価が入ってこなくて良かったわぁって、
心から思うから笑っておこう。
コメント