Day21. 比べてもいいんです

先日、兄妹をついつい比べちゃうんですよねぇ、
っていう内容のブログを書きました。
双子が水平比較の極致なんですよ、ってやつです。

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その時のコメントに、


「水平比較しちゃってて難しさを感じています」


って書いてくれた方がいました。
コメント頂きありがとうございました。

これ、推測なんですけど水平比較が良くないと
思っていて書かれているんだろうなぁ、って感じました。

自分で書いたのにこんなこと言うのも何ですけど、
水平比較自体は「あり」なんじゃないかなと思って
います。

もうちょっと正確に言うと、「使い方によってあり」かなと。

「舌の根も乾かぬうちに、二枚舌引っこ抜いてやる!」

と怒らないで聞いてくださいね。

例えば、スポーツの場面ではどうでしょうか。

今、ちょうど夏の高校野球全国大会が甲子園で開催されています。
甲子園に出てくるようなチームはどこも強豪で部員数もたくさん
いたりします。

そんな中で自分がレギュラーを取ろうと思ったら、例えば同じ
ポジションを争っている仲間と自分を比べますよね。

相手と比べて自分の方が優れている点、逆に自分の方が負けてるな、
みたいな部分を考えると思います。

強みを伸ばすのか、弱点を克服するのか。方法は色々あると
思いますけど、そうやって自分なりに考えて結果を出す為に
トライしますよね。
そんな時の水平比較は全然ありだと思うんですね。

「そりゃ、自分の中の水平比較だからいいんだよ」

と言われるかもしれません。確かにそうですね。

そこで、もう一つの例を。

僕は普段、病院でリハビリテーションに関わる仕事をしています。

急性期の病院なので、手術の直後だったり、何とか一命をとりとめた
みたいなシビアな状況の患者さんと向き合う所から始まります。

中にはモチベーション高く、「頑張って治すわ!」みたいな人もいて
そんな患者さんは言い方は悪いですけど放っておいても良くなったり
します。

でも中には「もうダメだ」、とか「きっとこのまま良くならない」って
落ち込んじゃう人も多いわけです。

落ち込むのは当たり前のことで、落ち込んでる患者さんに対して僕らに
出来ることは限られています。ドラマみたいに医療従事者の声掛けだけで
超前向きに気持ちが切り替わる、っていうのは残念ながら少ないと思います。

実際には、落ち込んでる患者さんを助けてくれるのは他の患者さんだったり
する事って多いんですよ。

しかももの凄く重症で、普通なら落ち込むのが当たり前だよな、みたいな方が
それでも前向きに頑張ってたりして。

そんな方を見て、

「あんなにひどい状況なのに頑張ってる人がいる」

とか

「あの人に比べたら私の方が全然軽いのに」

なんて思って気持ちが切り替わっていく、というのは
良く経験します。

要するに自分よりもっと大変な人に救われる、
そんなパターンですね。

結局、自分の中で冷静に分析する道具としての水平比較
ありだと思うんです。

でもそこで

「あの人に比べて自分はこんなことしか出来ない」

ってなっちゃうのか、

「こんなことしか出来ないけど、今の自分はそれでいい」

って思うのか。つまるところ、自己肯定感を持てているか
どうかの話しになるんですかね。

そうすると、ポンコツ万歳理論が生きてくるわけですよね。

親として子供たちを見る時は垂直比較を大事にしつつ
水平比較は分析ツールとして使って、そのうえで子供を
まるっと受け止めてあげたらいいんでしょうかね。

そんなこと言ってても、すぐに子供たちを水平比較してる
親父なので、まずは出来ていない自分を笑っておこう。
許せ、娘たちよ。

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