先日、面白いなぁと思う投稿がSNSに上がってました。まずはコチラをご覧ください。

どうですか、これ。凄くないですか。
原稿用紙1枚に収まる文字数で数十年に渡る子育ての喜怒哀楽を全て表現しているんですよ。
しかもね、キチンと?毒も吐いてる割には最後には感謝の言葉も述べているし。こんな文章を書ける人間になりたいなぁって心の底から思いました。
で、ふと思ったんです。この「疲れた母」さんてきっと天然のペップトーカーなんだろうなぁって。
なんでそう思ったのか、説明していきますね。
自分が勉強しているペップトークって、大切な誰かを励ますための声掛けなんですよね。(ハゲ増すじゃないですからね、念のため)
そう聞くと、ペップトークは相手の為にするのものだ、って思うじゃないですか。でもね、それだけじゃないんですよ。
ちょっと話がかわるんですけど、マッサージってあるじゃないですか。あれってマッサージを受けている人が気持ちよくなるイメージがありますよね。

実際に、マッサージをして貰うと幸せホルモンと言われるオキシトシンが分泌されることが分かっているんですね。そりゃ良い気持ちになりますよね。
ところが、マッサージってしてもらってる人よりも、マッサージをしている側、すなわち施術者の方がオキシトシンの分泌量が増えるんですって。
つまり、相手の為を思ってマッサージをする行為がその人自身を幸せにする、って事なんですよ。興味のある方は↓読んでみてくださいね。(下の白枠部分をクリックすると文献に飛びます)
これと同じことが「言葉かけ」にもおきてるんじゃないかなぁって思ってるんです。
実際に研究したわけじゃないんですけど、SNSで流れてくる、ずぅ~っと文句言ってる系の人って全然幸せそうに見えないんですよねぇ。
あれって自分で投稿するたびにマイナスの言葉を反復しちゃうから、いつまでたっても負のループから抜け出せないんじゃないかなぁって。
逆に「疲れた母」さんて、ちょっと毒を吐いても最後に「ありがとう」って言ってるじゃないですか。
そうすることで、「大変な思いをした割に報われなかったけど、アタシの人生には必要な事だったよ」って自分自身の生き様を肯定出来ると思うんですよね。
ここが大切なとこで、同じ出来事を眺めた時に「ふざけるな!」って思うのか「ありがとう」って思うのかで心の持ちようが変わってくると思いませんか?
当然、後者の方が穏やかに楽しく暮らせると思うんです。もちろん、そう思えない時があっても全然いいんですけどね。
結局、ペップな言葉を発することで自分自身の人生が楽に豊かになっていくんじゃないか、って思うんですよねぇ。マッサージ師さんのオキシトシンみたいに。
そうすると今日のタイトルに書いたように、「ペップは人のためならず」なんじゃないかなって思うんです。情けは人の為ならず、の意味を知らない方は調べてみてくださいね
我が子が生まれた時に「生まれてきてくれてありがとう」って言える親って多いと思うんです。
でも、自分の思うように育たなくても「育ってくれてありがとう」って言えたら本当に凄いことだと思うんですよね。それこそ正真正銘のペップトーカーなんだろうなって思いました。
今日は疲れた母さんの投稿を読んで考えたことを記してみました。
で、偉そうなこと書いてる割に、我が子が思うように育っていないと毎日不満を述べてばかりの自分がいます。
真のペップトーカーには程遠い自分に気付いちゃったから今日もレモンサワーを飲んで笑ってごまかしておこうっと。
以下、お知らせです。今日のお話しに出てきた「疲れた母」みたいな人に憧れちゃうなぁっていうアナタ!そんな親御さんに近づける本があります。ぜひお手に取ってご覧ください。



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