このブログは思春期の双子女子、L(姉)とR(妹)とのやり取りを中心とした、子育てに関するアレコレを父親からの目線で書いています。
先日、リビングでレモンサワーを飲んでいると、隣に座って勉強をしていたRさんが突然聞いてきました。
Rさん「ねえ、パパ達はどうして私達を産んだの? 子どもを作る目的って何だったの?」
これね、思春期特有の人生の根源に迫るディープなやつです。本当は茶化さないで答えなくちゃいけないんでしょうけど、酔っ払ってるじゃないですか、自分が。
で、回らないアタマで何とかしようと思って必殺の質問返しにしてみたんですね。
父「どうしてそんなこと考えたんですか?」
Rさん「子育て大変だし、お金もかかるし。コスパ悪いから最近の人は子ども作らないと思うんだよね。それでもアタシ達を産んだのってどうしてかな、って思って。」
父「お母さんは『子育てはプライスレスよ』って言ってたような気が・・」
Rさん「それ前に聞いた。なんかのCMのパクリでしょ。そうじゃなくて、今はパパに理由を聞いてるの」
って詰められちゃって。
父「理由かぁ。子どもを作る理由って考えたことなかったなぁ。」
Rさん「理由もなくて子どもって作れるもんなの?」
父「いやぁ、レモンサワーを飲んで酔っ払ってたらいつの間にか3人のお父さんに・・・」
って言いかけたところで
Rさん「サイテー。真面目に聞いてんだからちゃんと答えてよ。」
って怒られちゃいました。
そもそもRさんはすべての事に目的があると考えているらしいんですよね。人は何のために生きるのか、とかの話しも好きみたいだし。
で、無い知恵を絞りながら正直な気持ちを話してみたんです。
父「何の為にって、正直考えたことないです。」
Rさん「目的もなしに人を一人誕生させるなんて、無責任な気がする」
父「双子だから一人どころか二人いっぺんだもんなぁ。えろう、すみません。ただね、親が目的をもって子どもを作ったとして、それ、子どもの側から考えたらどうなんでしょうね?」
と展開してみました。
父「例えばさ、親が子どもを作ることに明確な『目的』を持っていた時代ってあったと思うんです。でもそれは『家督を継がせるため』とか『労働力を確保するため』っていうものだったと思うんだよね。」
Rさん「歴史とかで勉強した気がする。」
父「そういった制度には、家族の絆を強めたり地域を維持したりする良い点もあったと思うんですよ。でも同時に、子どもの人生の選択肢を狭めるような歪みも生んできたような気がするんですよね。」
Rさん「そっか。親の跡継ぎにならなきゃいけないとしたら、自分で人生の選択は出来ないってことか」
父「そうだとすると、親が持つ目的によっては子ども側から見たら『なんだかなぁ』ってならないですかね?」
Rさん「確かに。人によってはなりそうだよね。」
父「親が明確な目的を持たない、って事が必ずしもダメな事じゃない気がするんですよね」
Rさん「うーん・・一理あるかも。」
父「ちなみに『何の為に』っていうのは考えたことなかったけど、『こうなって欲しい』ってのは考えてるんですよ。」
Rさん「どうなって欲しいの?」
父「そりゃアナタ達に幸せになって欲しいですよ。」
Rさん「なんか、ありきたりな答えだなぁ」
って結局はダメ出しされちゃいました。目的を持ってないって事に対するRさんの不満は解消できなかったんです。
でもね、その時Rさんには伝えられなかったんですけど、この世界には信じられないくらい美味しい食べ物や、心が震えるような美しい景色、人とつながれたと思える素晴らしい瞬間とかがあると思うんですよ。あと、泣けるほどうまいレモンサワーに出会うとかね。
もちろん、『生きていくのって大変だなぁ』って思う事もあるだろうけど、それでも「生まれてきてよかった」と思える瞬間をたくさん味わって欲しいなぁって。美味しいレモンサワー飲むと「生きててよかった」って毎回思うぞ、父は。
いつかRさんが子どもを授かる日が来たら、ぜひもう一度話してみたいと思いました。覚えていられる自信はありませんけど。
それにしてもレモンサワーを飲んでたら子どもが3人も出来てたなんて、我ながら酷過ぎるから今日も笑ってごまかしておこうっと。
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