R も L も中学入学と同時に運動部に入りました。
R が卓球、L が女子バスケットボール部です。
(『女子』つけたのは最初から読んで頂いている方向けですね)
R と L の紹介はこちらから
長男は中学ではクラブチームに入っていたので、最近の
部活事情って R と L が入るまで知らなかったんです。
学校の部活、結構凄いことになってますね。
野球部に入る子供が減っていて、それは野球独特の古い
体質が残っているからとか何とか言われますよね。
でも、部員が少ないのはどの競技も似たような感じみたいです。
RとLの通う中学校はこじんまりしてます。
1学年が4クラスで150人くらい。全校生徒でも450人くらい。
これ、ちょっと覚えといてくださいね。
先に入部を決めてきたのは R で、それまで一度もやったことのない
卓球にしたんですね。
父「なんで卓球にしたの?」
R「ママがさ、中学生の時くらい運動部入れって。
その中で一番楽そうだったから卓球にした。」
楽かどうかが基準ですよ、情けない。
それどころか、
R「旅行に行った時に家族でナンバーワンになる。」
って。目標は温泉卓球チャンピオンですから。
なんじゃそりゃって感じですよね。
結局、Rは仮入部期間が終わってすぐに入部届を出した
んですけど、その時点で入部したのは R だけでした。
なんかね、女の子って友達に
女子中学生A「ねぇ、一緒に卓球部入ろうよぉ~」
とか言って入部するイメージありませんか?
R さん、男らしいというか何というか。
自分がやるって決めたらスパッと行くんですよね。
結局、しばらくは1年生の女子部員1人で頑張ってました。
ちなみに2年生の女子も1人だけだそうです。
ドリフじゃないけど、点呼掛けたら
「いち、に、以上!」
ってなっちゃうんですよ。凄すぎますよねぇ。
L の方は
L「アタシ、バスケ好きだからバスケにする」
って。そんなの初めて聞いたぞって思ったんですけど、
こちらも4月中に入部してきたんです。
で、女子バスケに入部したのも L だけという。
バスケって人気がありそうじゃないですか。
黒子のバスケとか、スラムダンクとか。
その辺りってちょっと古いんですかね?
L と R の通っていた小学校はミニバスが盛んでした。
お父さん、お母さんがお揃いのTシャツ着て運動会
とかにも来てて。
きっとその子たちが入ってくるから L なんか全然使って
貰えないんだろうなぁって思ってたらまさかのゼロですよ。
ほとんどの子が続けてないんですよね。
その後、ゴールデンウイーク明けに卓球部に3人、バスケ部に1人
入部しただけ。
夏休みが明けてもバスケ部1年女子は2人、卓球部1年女子は
4人のままです。
そんな状況なので、想定外のことも起きるわけです。
卓球部に入った R さん、初めて2週間くらいで
R「アタシ、来週の大会に出るんだって」
って。
へ?卓球のルールとか覚えました?
何ならラケットにボールちゃんと当たるんですか?
くらいの状態なわけですよ。
でも、女子部員1人だけだから行くしかないという。
この時はね、色々考えました。インサイドヘッドっていう
頭の中の色々な感情が出てくる映画がありましたけど、
あんな感じでしたね。
ポジティブ係「いきなり試合に出られるなんてラッキー。良い経験になるよ」
ネガティブ係「いや、何も出来ないのに試合でボコられてみろ。卓球嫌いになるぜ」
信じる係「先生が出ようって言ったんだから大丈夫なんじゃないの?」
疑う係「人がいないから出すだけでしょ。先生何も考えてないんだよ」
でも、親が決めることじゃないので最後は R に決めてもらいました。
R「先生と相談して1点取るコトを目標にすることにした」
って。で、目標通り1点は取って来たみたいです。
ただね、試合後の R 見てると悔しそうでも嬉しそうでも
なかったんですよ。
「やれって言われたからやりましたけど何か?」
みたいな感じで。
どんな気持ちで試合に出てたのか考えると、
妙にしんみりしちゃいましたね、父としては。
勉強もそれなり、部活もそれなりで何が得られるのか
ちょっと疑問だなぁって思うのは昭和のオジサンなん
でしょうね。
まぁ、インサイドヘッドの話し合いをリアルに体験できて
それはそれで面白かったので今日も笑っておこうっと。
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