子どもが小学校高学年から中学生くらいになってくると一度は聞かれると思うんです。
『何で勉強しなきゃいけないの?』
これ、結構シドロモドロになりませんか?
父『そ、それはだな。ちゃんと勉強しないと父ちゃんみたいに100円のレモンサワーしか買えない大人になっちゃうからだ。もっと高くて美味しいのが呑みたいだろ?』
R『アタシ、酒飲みにならないし』
L『父ちゃん、その100円サワーが一番うまい!って言ってたよ』
ズッキューン、終了。みたいな。適当に答えちゃうと秒殺されますよね。
反論する時の子どもってきちんと論破してくるので、中途半端なロジックで対応しようとするとアカンのです。
で、この問題に更に追い打ちをかけたのが世界的に流行したコロ助のヤローですよ。
2020年の3月、全国の学校が突然休校になったじゃないですか。
横浜市では、結局 3ヶ月 続きました。で、うちのムスメ達ときたら
L『いやぁ、毎日学校行かずに家にいられるなんてサイコー』
とか、
R『ずっとこのままでいいんだけどなあ、お兄ちゃんさえいなければ』
とか。
お兄ちゃん、可哀そうな気もしましたけど、表面的にはノンストレスでした。
家族で『宇宙兄弟』のアニメを99話までみたり。この際だからと子ども達とDIYに挑戦してみたり。
どんだけヒマなんだよってくらい遊び倒してました。
未知のウイルスに対する不安はあったものの、それなりに楽しく生活できていたんですね。
4月になって自宅で勉強するようなシステムをとり始めましたけど、結局学校での授業は無かったんですよね。そうすると当然
L『学校行かなくていいんじゃね?』
って言われちゃうワケです。
子どもの質問って、聞き流したり適当に答えても大丈夫なのもあるとは思うんです。
L『どうしてママと結婚したの?』
ミタイなやつ。
これはね、
父『泣いて頼まれたから』
L『母ちゃんも同じコト言ってた』
みたいな展開になっても笑ってごまかせると思うんですよ。
でも、何で勉強するのか?とかは真面目に向き合った方が良い気がしてます。
困ったなぁ、何かカッコいい答え落ちてないかなぁなんて思ってたんです。
そんな時にね、見つけちゃったんですよ。凄いヤツを。
自分の頭で考えるのって限界があるじゃないですか。でもね、世の中にはアタマのいい人ってたくさんいるんですよね。
だから、自分で考えきれないことは頭の良い人の力を借りてしまおうと。で、自分が出会ったのは一冊の本でした。
著者は 苫野 一徳(とまの いっとく)さんです。
苫野さん、哲学畑の人で、軽井沢にある軽井沢風越学園って面白そうな学校の設立にも関わった方です。
基本、哲学系の先生らしいんですけど、教育にも力を入れていらっしゃるようで。
何かのインタビュー記事を読んで面白そうな人だから本読んでみようかなぁって思ったんですよね。
その本がこれ。

もうね、タイトルがズバリそのものじゃないですか。
しかもね、帯に書いてある内容が凄いんですよ。一部だけ抜粋しますね
「何で勉強なんかしなきゃいけないの?」
勉強するのは何のため? 苫野一徳著 日本評論社 帯から抜粋
この問いを切実に抱いているすべての子どもと、
途中で考えるのをやめてしまった
すべての大人のための本
先生、本の中から僕の事みてました?みたいな帯じゃないですか。
いやぁ、考えるのやめた大人の代表みたいな自分に救いの手を差し伸べてくれるなんて、ひょっとしたら神様なのかな?みたいな感じで心を掴まれました。
ネタばれになっちゃうと怒られちゃうので詳しい内容は書けないんですけど。
この本が凄いのはね、勉強する理由は○○のためって、たった二文字で表してる所なんですよ。究極じゃないですか?
F=ma を解き明かしたニュートンさんですか?って思いました。
さらに、学校に行く理由も書いてるんですけどそちらはたった七文字で表してします。
もちろんね、そう考えている理由とか根拠みたいなものもしっかり示されています。
読んでいくと、確かに納得できるなぁ、って思う説明ばかりで哲学者の凄さが垣間見れるような気がします。
苫野さんによると、哲学の考え方ってシンプルに表現されるものらしいんです。
もともと哲学って正解のない問題に答えを求めて2500年とか続いているんですって。
先日のブログ↓でも取り上げましたが、唯一の正解じゃない「納得解」を導き出すのは哲学の得意とする所らしいです。

でも、ここまでギュッと凝縮されるのは本当に見事だなぁって思います。
お子さんのいる方、子どもと関わるすべての方におススメの書籍になってます。
ちなみに自分がこの本を読んだ後に娘たちと話した時には
R「ふーん、難しくてまだ良く分からない」
L「父ちゃんて、その手の話し好きだよね。」
って反応でした。でも、それなりに納得したようで。
もう少し大人になったときにもう一度話してみたいと思いましたね。
今日は自分で解答を出せなかったので本の紹介になっちゃいました。でもきっとアナタのお役に立てる
と思います。
この本を読んでスッキリする人がたくさん増えるに違いないから今日も笑っておこうっと。
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