Day64. 無気力に見える子供たち

年始に自分の兄の家に行ってきました。
L と R から見るとおじさんになるんですかね。

コロ助のせいで中々会えないんですが、
正月ぐらいはね、って事で行ってきたんです。

兄は東京の郊外に住んでいるので、子ども達も
連れてクルマで行ったんですね。

で、兄の家の近くって結構な坂道のある所で。

いろは坂みたいになってる所を車で走ってたら
突然

R「人生ってさぁ、山あり谷ありっていうじゃん?」

父「どうしたの、急に」

R「いやぁ、この辺の坂道がスゴイから」

父「なるほど。で?」

R「アタシはさ平坦な人生が良いなぁ

父「なんで?」

R「上り坂はくたびれるじゃん。下りは転んでケガしそうだし。
歩くの楽だから平坦がいいわ

これですよ。これ。

三者面談の時にも学校の先生と話したんですけど、何をやるに
してもスイッチが入らないというか何というか。

僕から見たらビックリするくらい無気力な感じで。

例えるなら、真夏のお昼過ぎとかに動物園に行くと
木陰で全然動かないライオンとかいるじゃないですか。

動かないライオン

なんかね、あんな感じだなぁって。

ライオンって言ったらね、何かこう、鋭い目つきで
獲物を狙ってる、みたいな画が欲しいじゃないですか。

これぞライオン

それがね、動物園だと「野生?それなんでしたっけ?」
みたいな「らいおんさん」になってるのがちょっとモノ
足りなく感じちゃうんです、自分はね。

まぁ、らいおんさんの意思とは無関係に連れてこられて、
その代わり食事もちゃんと与えられるし健康管理もして
もらえるので、案外悪くないのかもしれませんけど。

どんどんライオンの話しにそれて行ってるので戻しますね。

で、R に今の生活をどう思ってるのか聞いてみたんですよ。
そしたらね

R「アタシ、めっちゃ幸せだよ」

って。もうね、腰が抜けるかと思いました。

父「え?R さん、メッチャ幸せなんですか?」

R「幸せだよ。毎日ご飯食べられるし、虐待とかされて
血だらけになったりしてないし

いやいや、誰と比べてるんだか。

R「毎日暖かいお布団で寝られるし、大好きなストプリも
見られてるし」

父「そ、そうなんだ。良かったね。」

いやぁ、「もっと金持ちの家に生まれたかった」とか、
「○○ちゃん家はスマホの制限なんかないんだよ」とか。


親父なんかしょっちゅうダメ出しされてるし、母親は
「怒ってばっかり」って言われてるんで。

そんなの見てると不満だらけでもおかしくない感じ
なんですけどねぇ。

でも、これね、割と本心かもしれないなって思う出来事が
あったんですよ。

去年、ひとみらい共育LABOさんの「ハピネスコーチング」
っていうコーチングの入門講座を受けたんですね。
(素晴らしい内容だったので興味のある方は受講して頂くと
メッチャ勉強になるのでおススメです)

その中で、「ライフチャート」って言って今の状態を点数で
表してもらって、それに基づいてコーチングをするっていう
課題があったんです。

健康とか仕事とか家族とか8つの項目があってそれぞれ
理想の状態を10点として現状何点ですか?って聞くん
です。

で、それをRにやってみたら殆ど8点か9点なんですよ。
1項目を除いて。

その時に、「うわぁ、Rさん、現状で全然オッケーなんだ」って
凄くビックリしたんです。

ちなみに、1つだけ0点だったのがお金
そこがいかにも彼女らしいと思って笑っちゃいましたけど。

要するに、現状でほとんど困ったりしてない。だから学校の
勉強も部活もそれほど頑張ろうとは思わない。だって毎日楽しく
過ごせるんだもん、みたいな感じですよね。

これ、別に悪いコトじゃないのかもしれませんけど、いつかは
親もとから離れていくハズじゃないですか。

動物園のらいおんさんでいったら、いつか草原に返される時期が
訪れるってことですよね。

その時の為にもうちょっと準備しておいた方がよさそうな
気がするんですけど、親バカなんですかねぇ。

まぁ、自分の中学生時代がどんな感じだったのか、
両親が死んじゃってるんで聞くことも出来ないんですけど、
大して変わらなかったのかなぁとも思うし。

いつか自分の好きや得意が見つかって餓えた狼みたいに
走り回る日が来るのかしら?

ちなみに自分は毎日夕方になると餓えて冷蔵庫の中の
レモンサワーを探し始めます。

餓えてもそんな程度の親だからRさんもこんな感じなんだな
って思ったら妙に納得出来たので今日も笑っておこうっと。

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