Day69. 本を読まない子ども達

夏休みの宿題とかで読書感想文があるじゃないですか。

一時期ネット上で「読書感想文は必要か、不要か」みたいな
議論が巻き起こってザワついた事もありましたよね。

不要だって言う先生は

「本は好きで読むものだから強制されるのはおかしい」

みたいな主張をされていました。

個人的には仕方なく読んでみたら案外面白かった、って経験も
あるので、全面的には賛成できないんですけど一理あると思います。

それはともかくウチの双子は本当に本を読まないんです。
本どころか漫画もほとんど読まないかと。

唯一熱心に読んだのは「鬼滅の刃」ですかね。あれも漫画だと
難読漢字のオンパレードじゃないですか。でも楽しそうに
読んでました。

子供向けの漫画って漢字にはルビがふってあって、それで
いつの間にか漢字が読めるようになる、って恩恵もあるん
ですよね。

まぁ生まれた時からYoutubeがある世代なので動画がメイン
になるのは仕方ないんでしょうね。

自分が子供の頃は「テレビばっかり見てないで勉強しなさい」
って言われてたのがYoutubeに変わっただけで、基本の構図
は変わってないんですよね。

そんな双子が割と喰いついて読んだ本がありました。
本というより絵本になるのかな。

「夢をかなえるゾウ」を書いた水野敬也さんと
パラパラ漫画の鉄拳さんのコンビのあなたの物語

鉄拳さんっぽいですよね

水野さんて凄い作家さんなんですけど、ブログとか
メチャクチャ面白いんですよ。比べちゃいけないん
ですけど、自分と同じ匂いのする方なんです。

鉄拳さんは言わずと知れた感動的なパラパラ漫画を
創っていらっしゃる方ですよね。

そんな二人がコンビを組んだので素晴らしい本に
なっています。

これね、本当に良い本なので一度読んで頂くといいん
ですけど、本の中から読者に向かって

「私はあなたを知っています」

って呼びかけてくるんですよ。

凄くないですか?読み手の事を知ってるなんて!
しかも同じレースに参加してたっていうんですよ。

サブタイトルもイケてますよね。

「人生でするべきたった一つのこと」

くぅ~、カッコイイ。死ぬまでに一度でいいから言って
みたいわぁ、こんなセリフ、とか思っちゃいました。

この本、小学生でも読める内容で、でもどちらかというと
「最近辛いことが多いなぁ」みたいな疲れた大人が
読むと響くものがあるんじゃないかと思います。

で、これを読んで L さんが読書感想文を書いたんですね。

細かい内容は忘れちゃったんですけど、

「双子で生まれるって本当に奇跡的なことなんだ。
だから R の事も大切にして生きていこうと思います。」

確か、そんな感じだったんですよねぇ。

この先、L と R はケンカしたり、もめたりする事もあるだろうけど、
「根っこにこの気持ちがあれば大丈夫」って思える良い感想文でした。

でも、返却されて直ぐに捨てちゃったみたいで、その辺りも
L さんらしいんですけどね。

で、最近はこのブログを読むようになっているみたいで。

定期的に読む文章がオヤジのブログで、しかも自分達が
ネタにされてるしょーもない内容ばっかりなんて。

二人の国語力が上がらない原因が自分にもあるって
気付いちゃったから笑ってごまかしておこうっと。

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