2月は入試の時期ですね。神奈川では今年、バレンタインデー
に公立高校の入試です。ちょっと可哀そうな気もしますね。
L と R はまだ中学校1年生ですが、気が付けばあと
2年で入試なんですね。月日が経つのは早いものです。
そんな彼女達、今は期末試験に向けて頑張っています。
L は前回の試験結果が散々だったらしく
L「父ちゃん、一緒に勉強しよう」
と言ってきました。Lさん、自力で問題解決するのが好き
みたいなのでかなり珍しいんですけどね。
で、レモンサワーを呑みながら一緒に勉強をしていて気づいた
んですけど、「あ~、こりゃ L も勉強していて大変だろうなぁ」
って思うことがあって。
みなさん、何だと思います?
正解は「国語力が今一つ。特に漢字がアカン」です。
日本語ってひらがな、カタカナ、漢字って文字が3種類も
ある上に、同じ文字でも読み方が違ったりしてて、とっても
難しい言語だって言われてますよね。
でも、漢字ってもの凄いメリットもあって。それが表意文字だ、
ってことなんです。文字を見ると何となく意味が分かるんです。
例えば「血圧計」ってあるじゃないですか。これ、文字を見ると
一発で「あ~、血圧を計るものね」って分かりますよね。
これが英語だと「Sphygmomanometer」って表すんです。
もはやね、どーやって発音すんだこれ?みたいな感じしませんか?
医療業界でも「血圧計」は英語とかドイツ語で呼ばれない代表的な
単語だと思います。
こんな風に漢字、もしくはその漢字の意味が分かるだけで随分と
違うんじゃないか、と思う場面が結構あるんですよねぇ。
例えば、L と一緒に理科の勉強をしているテスト範囲に「地震について」
って内容があるんです。
震源と震央の違いとか、初期微動とか主要動とか。皆さん、覚えて
ますか?自分は完全に忘れてましたけど。
その中に、地震の揺れが同じ速さで伝わっていくと仮定した場合、
揺れ始める時間が同じ地点を結んだらどんな形になるか?みたいな
問題があるんです。
答えは「同心円状」なんですけど、L さんはこの「同心円」が
何だか分からないみたいなんですよね。
父「同じ中心を持つ円だから『同心円』って言うんじゃない?」
って図を書いて教えるじゃないですか。で、30分後に聞くと
L「何かね、丸く広がってくの。こーんな感じで」
って手で丸を作って。あなたね、長嶋監督ですかって思う訳ですよ。
翌朝もう一度聞くと
L「う~ん、何だったけなぁ」
ってほとんど忘れてるし。昨日の勉強はマボロシで、レモンサワーを
飲んでいた父が見ていた夢だったのか?って思うくらいなんです。
他にも技術家庭科分野で「木材にはどんなものがあるか」っていう
問題があるんです。
『薄い単板を繊維が直交するように貼り合わせた板材』が合板で、
例えとして『卓球ラケット』とか出てるんです。
これ、説明文を読んで「合板」って答えるんですけど、文の中に
答えが書いてあるじゃないですか。それなのに
L「卓球ラケットだ、っていうんは分かるんやけどなぁ」
って急に関西人になってみたり。
完全にイメージの人なんですよねぇ。それはそれで良いと思うんです
けど、試験に関してはプラスになるのは美術くらいですかねぇ。
いやぁ、やっぱり「試験のための勉強なんかしなくてよい!」って
育てたのが間違ってたかなぁ、ちょっとくらい真面目に勉強させと
くべきだったのかもって反省してます。
ごめんよ、LとR。
そんなわけで苦労しながらも試験勉強を頑張っています。まぁ
以前に比べれば随分と頑張るようになったので、結果はともかく
前進してるのは間違いないと思いたいですね。
同心円を説明しようとして固まってる L の口がひょっとこみたいに
なってて。その口がちょうど、同心円にみえて面白かったから今日も
笑っておこうっと。
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