その連絡が来たのは1か月チョット前でした。
自分が理学療法士養成校の教員をやっていた時の
教え子で、最近はあまりやり取りをしてなかった
セラピストがいるんです。
その子から突然
「先生！ペップトークの講演やって貰えませんか？」
って。どうしたのかと思って聞いてみると、
子どもさんが入っているサッカーチームで
あまりにもプッペな出来事があったようで。
で、以前にペップの話を聞いていたのを思い出して、
子どもにペップな声掛けをしたら、その子がプッペな
状況を乗り越えられたらしくて。
ペップとかプッペって何？って方はこちらから。
これはチームの役に立つかも、って事で講演の依頼を
してきてくれた、って事だったんです。
二つ返事でお受けして、色々な準備を進めて貰って、
先日、講演に行ってきたんです。
最初は10人くらいかなぁ、なんて話していたんですが、
結局20人近いお母さんに集まって頂いて。
その中にお一人だけでしたが、お父さんも来て頂いて。
90分くらいの講演をさせて頂きました。
でもね、本当にすごいなぁって思って。
だってね、日曜日の午後ですよ。普通ならゆっくりしたい時間じゃ
ないですか。なんならレモンサワー飲んでひっくり返りたい、くらいの。
それを、「子ども達のために勉強しよう！」って来るんですよ。
もうね、それだけで、どんなに素晴らしいお母さん方か、説明も
いらないくらいですよね。
中には朝からお弁当作って子供を試合会場まで送って、中抜けして
講演に来てくれて。「この後また会場に戻るんです」なんてお母さん
もいて。
母親が子供にかける情熱の凄さをこれでもかっていうくらい感じ
させてもらいました。
講演では安定の「ハゲネタ」とかを繰り出して、笑っていいのか
どうなのか、って感じでお母さん達を困らせたりもしたんです。
それでも、皆さんメッチャ真剣に聞いてくださって。
講演の後の質問でも、「あぁ、本当にお子さんの事が大好きなんだ
なぁ」って思うようなお話しばかりで。
今のままで大丈夫ですよ、ってお伝えするくらいで。
大したアドバイスは出来ませんでした。
こういうお母さんたちに育てて貰っていれば、壁にぶつかっても
必ず乗り越えていける子供になるだろうなぁって思わせるような
方ばかりでした。
準備をしてくれた教え子と、講演に来て頂いたお母さん達には
感謝しかありません。
講演の後には教え子と飲みに行ってきました。リアルで会うのは
10年ぶりくらいだったんですけど、時間の隔たりを感じない楽しい
時を過ごせました。
で、案の定、酔っぱらうと記憶喪失になる癖が抜けてなくて。
「飲んだ時の話し、良かったのでまた話しましょうね」
って教え子が言ってくれたんですけど。
2杯目以降は何を話したのか全く覚えてないから
今日も笑ってごまかしておこうっと。
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