神奈川県では先週末から夏の高校野球、神奈川県大会が
始まりました。
連日30度を超える猛暑の中、涼しい部屋でアイスとか食べ
ながら「今のストライクは無いわぁ」とか言いながら観てる
しょーもないオヤジです。
ひと昔前までは甲子園に出てくるような強豪チームの試合しか
見てなかったので、公立の1回戦負けのチームとかを見ると、
父「へったくそやなぁ、やる気あるんか?」
くらいの暴言を吐いてました。本当にすみません。
これじゃプロ野球を見て「へぼ、お前なんか辞めてまえ!」
とか言ってる酔っぱらい親父と同じですよね。あっちが
ビールでこっちがレモンサワーって違いだけで。
以前ならそんな風に暴言をはいていたオヤジでも、さすがに我が子が
やっているとなると強い弱いに関係なく見にいくようになるんですよね。
長男の通っている学校って家から車で10分くらいの所なんです。
しかも、「車で見に来てもいいよ」っていう中々親切な学校で。
で、去年の秋ぐらいから新チームになったんで、時々見に行くように
なったんです。練習試合だけですけどね。
そしたらね、まー負けるわ負けるわ。感覚的には10試合やると
8~9試合は負ける、って感じでしょうか。
でも、段々と選手の顔と名前が一致してくると、不思議なもので
どんどんと愛着が湧いてくるんですよね。
「あ~、A君、キャッチャーなのにプッペ大王になっちゃって。
それじゃ勝てないよなぁ」とか、「B君、めっちゃくちゃペップ
なんだけど、プレーがハチャメチャやわぁ」とか。
で、1年位見てきてやっと気づけたんですよ、弱くても野球を
続けている理由を。
「この子達、自分自身と戦ってるんだな」って。
強い私立高校とやって負けるのは当たり前なんですけど、その
中でもヒットが打てた、とか難しい球を取れたとか。
いわゆる「垂直比較」で頑張ってるんじゃないかなぁ、って
思うようになりました。
そんな風に見ていると、それぞれの選手の成長している所に
目が行くようになったり、しかもそれを陰で支えてくれる
マネージャーの素晴らしさに気づけたり。
良い所や出来ている所に目を向けるのが大切ですよ、って
ペップトークの講演とかでお伝えしてるんですけど、本当に
そうだよなぁって改めて思うようになりました。
今週は「大好きな先輩達と1日でも長く野球をやりたい」って言う
長男と彼のチームを目一杯応援してくる予定です。
自分の子どもだと「なんちゅーボール球に手を出しとんじゃ!」
ってプッペになっちゃうのは笑ってごまかしておこうっと。
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