Day47. 学級通信がアツい!

学校から配布される資料の中に
学級通信ってありますよね。

各クラスの先生方が

「合唱コンクールがありました!」

とか

「もうすぐ試験。みんな頑張ろう!」

といった内容でクラスの様子なんかを書いて
くれているやつです。

これ、自分が先生だったらメンドクサイから
やらないと思うんですよ。

生徒に渡しても、うちの子供みたいに何か月も
カバンの中に眠らせて、挙句の果てにそぉーっ
とゴミ箱に捨てられちゃいそうだし。

書いても書いても親からのリアクションなんか
ほとんどないと思うんですよね。

マザーテレサみたいな慈悲の心がないと続かない
仕事の一つなんじゃないかな、って思います。

それでも毎週のように頑張ってる先生方!
本当に頭が下がります。ありがとうございます。

で、L と R が通っている中学校では学年通信
あります。
こちらは学年主任の先生が作ってくれています。

この先生、長男の時も学年主任を担当されてました。
3歳違いなので、L と R もお世話になってるんです。
数学の先生で男性なんですけど、仮にK先生としておきます。

年の頃は40過ぎで、中堅を超えてベテランの領域に
入ってくるくらいの先生なんだろうなって思います。

授業参観で見たK先生の授業は一言でいうなら

「質実剛健」

もうね、ビックリするくらい淡々と授業をされる
先生なんです。

授業参観だからね、

「子どもたちのやる気を引き出しながらやってまっせぇ」

みたいな雰囲気があったりするのかと思いきや

「授業中の私語は厳禁。背筋を伸ばして全集中で受けるべし」

くらいの感じで。数学嫌いな子にとっては中々厳しい
ものがある感じがしました。
でも、中学生くらいだとこれ位しっかり受けられると
いいのかな、とも思えたり。

まぁ、授業の在り方はそれぞれなんでしょうね。

そんな K先生の作る学年通信なので、内容も K先生
らしさ全開です。

まずね、タイトルが

『学年通心』

、ですよ。心を通わせるんです。
素晴らしいじゃないですか。

で、

「5分前行動が出来るようにしましょう」

とか、

「自分勝手な行動は慎みましょう」

みたいな内容が多いんです。
礼儀に関する事、って言うんでしょうか。

学校って集団で行動するので、時間を守って、
礼儀を忘れず、全ての事をしっかりきっちり
やれる人になりなさい!みたいな。

まぁ、今時めずらしい結構お堅い先生なんです。

ただね、K先生、無類の野球好きでもあって。
当然、野球部の顧問もやってるんですけど、
学年通心に結構な割合で野球の話しが出てくるん
ですよ。

「市大会で野球部が負けたのは慢心があったからだ。
それは他ならぬ私の中にもあった。慢心は厳に戒めなければ
ならない」

とか。スクールウォーズの山口先生かな?
みたいな感じですよね。

で、先日配られた学年通心を読んだ妻が

妻『今回のは何が言いたいんだか全然分かんない

とかバチあたりなこと言ってるんですよ。
自分が星一徹だったらちゃぶ台ひっくり返してますね。

バカモン!相手はマザーテレサの心で作ってるんだ!
感謝の心で読まないから分からんのじゃ!って。

うちの母ちゃんもまだまだだな。
って思って読んでみたんです。

段落は4つ。内容はプロ野球日本シリーズでした。

ははぁ、日本シリーズの出来事から学校生活に置き換えて
何か伝えようとしてるんだな、って読み始めました。

概要だけ抜き出しますね。

  1. 昨年と同じヤクルトとオリックスの戦い。
    3試合終わってヤクルトが2勝1分け。
    オリックス、絶体絶命のピーンチ
  2. 第4戦、オリックスがピンチをしのいでから
    勝利をもぎ取り、その後接戦を制して大逆転!
    日本一になりました!
  3. 勝負は下駄をはくまで分からない。見ごたえのある
    真剣勝負で野球の奥深さを感じたシリーズだった。
  4. 負けたヤクルトの高津監督が人目もはばからず
    号泣している姿が印象的だった。
    来年の高津監督の采配に注目である。

以上です。

あれ、スポニチ読んでたんだっけ?って。

キョトンとしている自分に

妻「どう?」

うーん。きれいな起承転結になってますね、とか
いやぁ、確かに素晴らしい日本シリーズだったよね
とか。

コメントのしようがないじゃないですか。

いや、今回の学年通心を一言で表すなら

俺は野球が大好きだぁ!

ですよね。
妻にはね、ごめんなさいしました。
自分にマザーテレサの心が足りませんでした、って。

賛否が分かれる今回の学年通心ですけど、
個人的にはすごく良いと思っていて。

高津監督が人目もはばからず号泣したって
ありましたけど、
K先生も自分の思いのたけを学年通心にすべて
ぶつけてきている
じゃないですか。

たまにはね、いいんですよ。


大人もね、熱くなったらこれ位の事やるんだぞって。
子ども達に伝えたかったんじゃないかなって。

だいたいね、毎週毎週原稿書くってどれだけ
大変か。そうそう都合よくネタが落ちてる訳も
ないし。

文句いうんならお前らも書いてみろよ!

って、つい取り乱してますが K先生の心を代弁
しました。決して自分の本心じゃないですよ。

で、ふと気になって。
この学年通心、何文字くらいなんだろうって。

数えてみました。

そしたらね、1400文字くらい。

あれ、K先生?フォントがちっさいわりに
思ったより少ないのね。
ちなみに、このブログ、ここまでで2000文字
くらいです。

K 先生、先生が書いてる学年通信の文字数を
主体的に取り組む態度に換算するとになります。

このオチ、分からない人はこちら↓を読んでから
再度お読み頂くと分かります。

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今回は学年通信で書かせてもらいました。


誤解してる人がいると困るので一応書いておくと
自分はK先生、全肯定派ですから。
勘違いしないで下さいね。

K先生に素晴らしいネタを頂けたので
今日も笑っておこうっと。

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