高校受験 ~ 偏差値30からの挑戦 その29 ~

2月の桜

高校受験 ~ 偏差値30からの挑戦編 ~

『偏差値30からの挑戦編』は双子の女の子、L(姉)とR(妹)の受験に向けた日々の記録です。今までの記録は一番下にまとめました! はじめましての方は1話からどうぞ!

て、離島の高校に自己推薦チャレンジをすることになったLさんですが、一緒に試験を受けに行ったのが父親でもなく、母親でもなかったんです。ちなみにRさんでもないですよ。

最初は一人で行って貰うか、ってのも考えたんですよね。

だってね、考えてみて下さいよ。夏に学校見学に行って、秋に寮の面接でしょ。冬に入学試験が(もしかしたら)2回。その後に合格発表と合格者説明会。4月になれば入寮の手続き、それから入学式って続くわけじゃないですか。

1年間に何回南の島に行くんだよ!って話しですよ。有休もなくなっちゃうし。

だいきなり一人で行かせるのにはちょっと抵抗があったんですよね。

「南の離島」って聞くと皆さんのイメージは「こじんまりしてて、ヤシの木が生えてる島」が浮かびやすいと思うんです。

こんな感じ?

ところが、Lさんが向かう奄美大島はメチャクチャ大きな島なんです。日本地図でど真ん中に見える琵琶湖よりも大きいんですって。

かも、空港は島の一番北の方にあって、Lの目指す高校は島の一番南にあるんです。

で、空港から高校のある町までバスで行くんですけど、直行便がないんです。

奄美大島で一番大きな町で乗り換えるんですけど、空港から高校のある町までトータルで2時間半くらいかかるんです。新幹線だったら東京から大阪行けちゃうくらいの時間じゃないですか。何なら飛行機に乗ってる時間と大差ないよねってくらい。

両親と行った時にはレンタカーを借りてたので、バスチャレンジをしたことが無かったんです。それを受験の本番でいきなりやらせる勇気がなくて。

しかも、試験を受けるのにポツンと一人、ってのもちょっと可哀そうだなぁって思ってたら

謎の声「が一緒に行ってやるよ」

って、立候補者が現れたんですよ!

誰よ?

「兄でしょ!」

ってことで、兄妹で入学試験に向かって貰いました。

はあくまでもサポーターとして、バスの乗り継ぎやら何やらはLさんの経験値を上げる為に極力手を貸さない、って事で送り出しました。

兄妹でランチin奄美大島

試験内容は面接と作文なので、色んなテーマについて事前練習をしていったんです。

で、何がスゴイって、合格発表が高校の校長先生からLさんの中学校の校長に電話で連絡がきて、そこからLさんに伝えられるんです。推薦入試ってそーゆーのが一般的なんでしょうか?

では、結果発表です。

ドラムロール、スタート

結果は

結果は

結果は、

合格でした! 素晴らしい!パチパチ!

本人もメッチャ喜んでいて、何よりみんなと普通に卒業式を迎えられるのが親としても良かったです。一般受験だと合格発表が卒業式の後だったので。

という訳で、Lさんが南の島に旅立つことが決まりました!

残るはR さんですね。

長男と双子のトリプル受験もいよいよ大詰めを迎えました。

次回、「偏差値30からの挑戦編」が終わりを迎えます。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

最後にお知らせです。

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では、次回偏差値30からの挑戦編、エピローグ編をお楽しみに!

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