Day14. 怒りの裏側にあるもの

皆さんはよく怒りますか？

怒りってネガティブに捉えられるコトも多いですけど、
怒りがエネルギーになって国や時代を動かしてきた、って
側面もあって悪いことばっかりじゃないと思うんですよね。

日本だと明治維新なんて、土佐とか長州とかの志士達が持って
いたであろう怒りを含んだ精神的なエネルギーってすごかったん
じゃないかと思ったりします。

でも今日はそんな壮大な話ではなくて、我が家のチマチマした話です。

最近ではアンガーマネジメントが流行っていて、知り合いにも講師を
やられている方がたくさんいます。
ちゃんとしたコトはそういった先生方から聞いてください。

今日のはあくまでも素人オヤジの戯言ですからね。

うちのね、奥さんとか子供とか見てると、ホントは怒ってないのに
感情の表出方法を間違えて、結果的に怒ってるんじゃないかな、って
思うことが多いんですよ。

ちょっと分かりにくいですよね。今から説明しますね。

Lは割と理論的に考える子で、その中でも「年下には優しく」って
信念が強いみたいなんです。父としては「年上に敬意を持つ」方も
持ってもらいたいんですけど。

で、Lが怒るときって「年下に優しく」が守られない時か、理不尽な時なんですよ。

部活の先輩の方が年上なのに、メンドクサイ仕事を下級生に押し付けた、とか
大人なのに列に横入りした、とか。
「お前、何なら子供に順番譲る立場だろが！」みたいな時に怒るんですね。

これ、自分が所属している社会集団で、（ある程度もしくは暗黙的に）共通の
ルールだと認識されるものがあって、相手の行動がそのルールにそぐわないから
怒る、みたいな感じだと思うんです。

これは「怒り」として、何となく分かるんですよ。

で、嫁さんですよ。

嫁は年中キレてて、何なら子供たちに「チャッカマン」とか
言われちゃうくらいなんです。
そりゃ若い頃から血圧高くなるよなぁ、みたいな。

で、彼女の場合はもの凄く分かり易くて「寂しいと感じる →　怒る」なんです。

息子が構ってくれない、冷たくされた　→　寂しい　→　怒る！

とか、

娘たちが「なんでそんなことで怒ってんの？」って私の思いを
分かってくれない　→　めっちゃ寂しい　→　更に怒る！

みたいな感じです。

はたから見てると、怒らないで「ママは寂しい」って
言えばいいだけなのに、なんでキレてんのやろ？と思ったりします。

で、長男は楽しいこと大好きな人間なんですが、
彼は「つまらない」が怒りの元です。

今からお出かけノリノリハッピー！みたいな時に、母から
「少しは机の周り片付けてから出かけなさいよ」

みたいなこと言われるとキレる訳です。

メッチャ楽しい感じだった →　母に水を差されてつまらなくなった　→　怒り！

こんな感じ。

この長男と母がぶつかり合うと、

「寂しいのに何で分からないのよ」が根っこにある怒りと、
「怒られるとつまんなくなんだよ」が根っこにある怒りがぶつかって
無限ループに入っていくんですね。

そんな時、父は銅像になります。どっちについてもどうせ怒られちゃうし。

そうすると、「旦那なのに助けてくれなくて寂しい」
怒りが妻にプラスされて、辺り一面火の海みたいになっちゃうわけです。

本当は違う感情があるならワザワザ怒りのマスクをかぶせないで、
そのままの気持ちを伝えたらお互いもっとハッピーになりそうな気が
するんですけど。

「ありのぉ～ままのぉ～すがたぁ～見せるぅの～よ～」って
アナが歌ってましたけど、あれってヤリガイのあることなんです
よね、きっと。

まぁ、神様じゃないから難しいこともありますよね。

怒りについて整理してみたんだけど、うちの家庭内の争いは
全然なくならないから笑ってごまかしておこうっと。

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